ジェリー・スピネッリ 作
ジミー・リャオ 絵
ふしみ みさを 訳
小さな男の子の、なりたいものがたくさん綴られます。
「こいぬだっこやさん」、「ガムふうせんチャンピオン」、
「おばけかぼちゃやさん」「もうじゅうわらわせやさん」
「あかちゃんよしよしやさん」、「プレゼントあけあけやさん」、
「トンネルほりほりやさん」、「花のみつあつめやさん」
「 かみひこうきとばしやさん 」 「みずたまり バシャバシャさん」などなど。
それは どれも感性が素敵じゃないですか。
とても 思いつかないです。
理屈抜きで 楽しませてくれますね。
ふしみさんの名訳ですね。
なりたいものだらけの人生 いいですね。
昨日 京都からの新快速に乗りました。
鞄を肩にかけて ほかの人との距離を考えて 迷惑にならぬように
両足で踏ん張って Ipadを操作していました。
「 すごい バランス力ですね。」と
話しかけられました。
わたしより ちょっとお兄様の方でした。
最初 意味が分からずに 注意を受けているのかもと思いました。
「 あ、私のことですか？ 」 とおたずねしました。
「 揺れるなか 何にもつかまらずに すごいな。」
なんか 運動してる？」
それから 新大阪まで ずっと お話続きました。
実は 奥様は ちょっと離れたところで座っておられました。
そして ご主人さまは
その奥様のご病気のことなど お話になられました。
見ず知らずの私に ・・・・。
そうだったんですね。 そうですか。
おつらいですね。わあ、素敵。 すごい。
降り立った新大阪のホームで
何度も 頭を下げられるご夫妻でした。
そのあと 父の顔を見て 今日も当たり前のように
いてくれていることに 感謝でした。
体中 病気をかかえています。
本当は 当たり前でないんですね。
ありがたいんです。ありがとうございます。