去年、ご紹介しましたが、再度になります。
日照りで困っていたおやじどんとよめご探しに
山から下りてきた つのが一本で
ちんちくりんのおにが出会うのです。
「あめを降らせてあげよう。その代わりに
むすめを よめごにおくれ」
雨はふり 大喜びの 人々!
でも 困ったのは おやじどんです。
約束をはたさなければ・・・三人の娘に訳を話します。
姉さんたちは、行けないと言うので
おふくが涙をこぼしながら
「私が いくべよね。
とうちゃんの 約束だもの やぶられん」
約束をまもる!
誠実な おふくの優しさに感動します。
約束の重み!
それが 破られることが多い世の中で
おふくはやっぱりすごいです。
おにと一緒に、山へいくのです。
おには 優しいのですが、
おふくは やっぱりうちが恋しくなります。
春になり、お母さんがくれた、
なたねの花をたどっていくと家に帰れたのです。
おには おふくがいなくなって、
寂しかったんでしょう。
「おふくを かえせ」と言うのですが・・・
お母さんが いった豆を渡して、
「おにどん この豆に 花が咲いたら
迎えにおいで」といわれ、豆を蒔くのです。
いつまでたっても 花は咲きません。
だって、花が咲かないように、黒く豆をいって
あるのですから。
おかあさんの 娘を思う気持ちと
おにのさんの 誠実さがなんともいえなくて
かわいそうです。
節分の晩におには、
「おふくを かえせ」とやってくるのです。
きのいいおにさんは「 あっそうか
豆に花が咲くまで待つんだった」
と山に帰っていくのです。
「おには、そと ふくはうち」
優しいおにさんの気持ちを思って・・・
節分の豆まきしないとね!
このお話は 伊豆半島中部に伝わる民話です。
昔話もぜひ、子どもたちに伝えたいと思うのです。
先日のお話会では
ちっちゃい子も真剣に聞いてました。
昨日の大阪国際女子マラソンに
私の高校時代の同級生の奥さんが
走るってことを土曜日に聞いてました。
日曜は、英検の監督のために
テレビはちょこっとしか見れなくて、
夜、彼に用事もあったので電話しました。
奥さんも電話に出てきはったので、
「すごいですね。」と
「いえいえ、すきなだけですから」
のお返事でした。
いや、一キロも走れないわたしにとって
フルマラソンたら やっぱ すごいですわ。