有名な天の岩戸のエピソードです。
妻のイザナミと壮絶な別れをして、
黄泉の国から戻ったイザナギが
身を清めていると、また神が誕生したのです。
その中のスサノオは乱暴者で、
姉のアマテラスは心を痛め、
天の岩戸に身を隠してしまうのです。
アマテラスは日の神であったため、
闇に包まれた世の中を元通りにするため、
神々の画策が始まります。
アメノウズメの踊り、鏡の効用など、
大らかな展開が面白いです。
天の岩戸のエピソードは、天が突然闇に包まれるという
日食の現象と関係があるともいわれています。
日本神話もとても 面白いですね。
このお話をとりあげましたのは
NHKの朝の連続ドラマ 「 純と愛 」の
今日の放送の中で でてきましたので。
純の今の勤め先のホテルの一室の
ひきこもりきりの住人の開かずの扉の前で
ひたすら 純が絵本を読むのです。
「 北風と太陽 」から始めて 何冊も何冊も
夜通し読み続け、朝になりました。
最後にこの 「 あまのいわと 」 です。
アマテラスのように、住人はでてきました。
「 おふろにはいるんじゃ、娘に会いに行くために。」
絵本力です。
説得には応じない人が 絵本で心を開いたのです。
一冊や二冊でなく、どんどん 読んでいく中で
人は、何かを感じます。読む方は必死ですが
聞き手はただ ただ 感じます。
そして、力が生み出されます。
やっぱ、絵本はええわ。