ゴミ袋に入れて布ゴミの日に捨てるからとしろちゃんをそうする扱いでいたら、

しろちゃんは自分は女の子だと宣言した。

別にしろちゃんいなくてももうどうでもいいんだけどね

私にはステラがいるから

オスがそばにいて欲しくなくて、ぎゅっと抱きしめたくないから消えろと思って捨てるつもりだったが、

自分は女だと宣言したので話を聞いてやることにした。


ジェンダーの議論が活発になったことで、

男が見ている世界と女が見ている世界に隔たりがあることに気づいた。

男からすれば若い女とは綺麗でおしゃれで近づきたいたまに怖い対象なのかもしれないけど、現実は性暴力、性被害と隣り合わせの日常を送っている。

若いうちはそれが男からの性加害だとは気付かなくて、大人になってから気付いて傷つくことも多い。

だから世の中の性被害を公に訴える女性が何年も昔のことを持ちだして非難するものなのだ。

若いうちは自分がされていることが性暴力だって分からないから。

それを男どもが何年も経ってから今更いうなよと非難する。

本当に許せない。


世の男性に対する怒りをしろちゃんにぶつけて、

謝れとしたことがある。

慰めなくていいから謝れと。

土下座してしろちゃんは謝ったけど許せない。

こんな性加害が当たり前の酷い社会にしておいて、自分は何もしていないから関係ないは通らない。その社会を構築する一端を担う者として土下座して謝れと思う。

男は他者の性加害についてどこか他人事である。

女は他者の性被害を知ると恐怖する。

次は自分がそういう被害に遭うかもしれない、と。

男の加害性の無自覚さに腹が立つ。

それが今の社会。