統合失調症の私は症状がかなり改善しました。

その過程について簡単に説明したいと思います。


私は陽性症状、幻覚幻聴が強いタイプで、

幻聴とは激しく対立していました。

それが5年くらい続いていて、改心を始めました。

常に罵倒してくる幻聴に恨みを持ちつつ、

罵倒される私に何か原因があるのかもしれないと

我を振り返ることを少しづつ始めました。

人と人の間柄なら、少しでも反省の色を見せたら、その攻撃は軟化しますが、幻聴にはそういうものはありません。

最初の頃は自分の姿勢が少し変化しても、

相変わらず四六時中攻撃されていました。


自分の中で時間をかけて苦しみながら自分の考え方を変えていくと、心根が少し変化したら、

幻聴も少し攻撃を和らげることが増えました。

病状の変化とは、まず私の心の変化が先にあり、

その後に幻聴の態度の軟化が起きるという形が常にありました。

たまに態度を軟化させながら、でもやはり嫌がらせは止まずにいて、相変わらず苦しんでいました。


改心を続けて4年か5年くらい経って、

急性期を何度も経験し、川に飛び込んだり、

街を徘徊したりしていました。

それでも止めずに性根を入れ替えようと自分と向き合っていたら、

急性期にビルの4階から落ちて意識不明の重体になり、幻聴の8割は消えました。

改心を続けたことで、大怪我をして業が解消されるという借銭返しが起きたようでした。


その後は不安定な時期が続きますが、

年々体調は落ち着いていって、精神病院にはそれからは一度も入院していません。

急性期が起きても格段に軽くなり、少しの体調の変化と捉えられるくらいのレベルまで病状は安定しました。

激しい幻覚症状は落ち着き、陽性症状は落ち着いたのでした。

薬の量はまだしばらく安定のために飲み続けているのですが、もしかしたらそのうち減薬も出来るのではないかと思います。

減薬をするとまた体調がしばらく狂うので先生と相談しながらになりますが。


体調のコントロール法は精神リハビリで学びました。

クライシスプランといいます。

精神科 クライシスプランで調べてください。

これを続けていたら病状が悪化する直前に気づけるようになりました。


飲んでる薬はラツーダがメインです。

ジプレキサから変薬したら、重い副作用から解放されました。

新薬って凄いです。

体に合う合わないは人それぞれだと思いますが、古い薬の副作用に苦しんでいる人にはお勧め出来ます。