みんなが幸せだったらしい江戸時代と現代を比べていて、

一番の違いは著作権の有無だろうと思う。

江戸時代には著作権といったものはなく、悪徳なお店はアイデアをパクり合って競争していたらしい。

そうして世間には色々な流行りが生み出されて良いものがあっという間に広まって行ったと、時代小説のあきない世傳金と銀や、みをつくし料理帖を読んで感じたのだがどうだろうか。


私はその現象を現代の「塩パン」に見る。

塩パンとは、シンプルな塩バターパンであるが、これの大ヒットで塩⚪︎⚪︎という後発のスイーツが続くことになる。

スィーツ業界は一社が利益やアイデアを独占してしまうということはあまりなく、

何かが流行れば各お店がその商品をどんどんと取り入れてお店で売るという印象がある。

噂を聞きつけた一般人がそれぞれのお店で買い、美味しいな😋となり、流行りは定着し、新しい定番商品として世に残る、と。

そういう流れがあったのだが、マリトッツォなり、ティラミスなり、高級食パンなり、ナタデココなり、タピオカミルクティー🧋なり、とその例を挙げれば全部は言い切れないほどにある。


スィーツ業界以外で、そのように世の中に広めた後に著作権から解放されたものといえば、最近ではクマのプーさんが思い浮かぶ。

ディズニーが世界中に広めて、日本では子供から大人までに人気だが、価値を高めまくった後に世界に配布してくれるのだから太っ腹なものであると思う。

近所の幼稚園の看板にもプーさんが利用されているのを最近見つけたばかりである。

大体その期限というのは100年程度かかるというのである。



今価値のあるものをしっかり大事にしておけば将来はみんなの遺産になるのだという例である。

いつか、インスタントラーメン🍜でも食べながら安藤百福の本でも読んでみようかと思う。