Lesson10 Floating Education〖BIG DIPPERⅡ〗 | 赤城❤︎.*

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アカギ

高校2年コミュ英@BIGDIPPERⅡ

 

PART1

□ low-lying【低地】□ force(d)【~を強要する】
□ remote【遠く離れた】□ reverside【川辺の】
□ climate【気候】□ flooding【洪水、氾濫】
□ floodwater【洪水の水】□ refugee(s)【難民】
□ access【アクセス】□ necessity【必要】

 バングラディッシュは人口が多く低地の国で、皆にとって十分な土地ではありません。数百万人の非常に貧しい人々が、遠く離れた川辺の村々で生きることを余儀なくされています。道が少ししかなくて電気がない、そして川がよく氾濫するのでそこでの生活は大変です。

 近年、気候変動で洪水が増え、海面が上昇しています。現在のバングラディッシュでは年に2回洪水が起こり、国の3分の1に至るまで氾濫した水でおおわれています。2007年には1000万人が洪水で被害を受けました。事態はより深刻になるだろうと学者さんたちは懸念しています。2050年までに国土の17%が消えてしまっているだろうと推定する人もいます。結果的に、2000万人が気候変動難民になるでしょう。

 水が上昇し、国土が消えることで、川沿いの村で生活することがより困難になるでしょう。現在でも、日常生活のための基本的な必需品をほとんど手に入れることができません。

A
1. バングラディッシュは広くて乾燥した低地の国である。false
2. 気候変動のせいでバングラディッシュでは以前よりも洪水が増えている。true
3. バングラディッシュでは多くの人々が洪水結果として日常の必需品をゲットできない。true

B
1. They live in remote riverside villages.
2. Because there are few roads, no electricity, and the rivers often flood.
3. Because as much as 17 percent of land will have disappeared.

 

PART2

□ education【教育】□ monsoon【モンスーン】
□ risk【危険】□ kidnapping【誘拐】
□ expect(ed)【期待する】□ native【出身の】
□ northwest【北西】□ innovative【革新的な】
□ solution【解決策】

 これらの村で基本的に必要なことの一つが子どもたちの教育です。雨季で川が氾濫しているとき、学校は5カ月もの長い間お休みになることもあります。氾濫がおさまったあと再び学校が始まったときには、多くの子どもたちが学校へ行くのをすでに諦めてしまっています。

 女の子はさらなる理由により特に大変な状況です。学校は家からずっと遠くにあるのが普通で、親は娘たちをそのような場所まで行かせたくありません。誘拐される危険が非常に高いのです。もう一つの理由は、女の子はお家のお手伝いをしなければならないことです。もし長い間家から遠く離れたところにいつもいたら、お家のお手伝いをすることはできません。

 バングラディッシュの子どもたち皆にとって、教育はよりよい未来を築く鍵なのです。バングラディッシュの北西部出身のモハメド・レズワンさんは、革新的な解決策を思いつきました。もし子供たちが学校に行けないのであれば、学校が子どもたちの所へ行けばいいのだ。彼のシンプルな考えは、教育を子どもたちの所へボートで届けるものでした。

A
1. false   2. true   3. true

B
1. No, they don't.
2. A great risk of kidnapping, The girls are expected to do housework
3. It is education.

 

PART3

□ non-profit【非営利】□ quality【質】
□ barrier(s)【障害】□ channel(s)【経路】
□ architect【建築】□ equip(ped)【備える】
□ regular【通常の】□ electronic【電子の】
□ enable(s)【~を可能にする】

 1998年,モハメド・レズワンさんは浸水地域の生活の質を向上させるため,NPOを設立しました。彼は,川が情報に対して障害になる必要はない,と考えました。川はコミュニケーションの経路になり得るのだ。レズワンさんは建築家としての技術を使い,おうちの代わりに学校用ボートのデザインを始めました。

 2002年,最初の学校用ボートが,スクールバスと教室の両方用に進水しました。そのボートには,先生1人と生徒30人を1日4時間,週に6日間までのせることができました。洪水の季節でも子どもたちはお勉強を続けることができました。

 これらのスクールボートは,普通の教室よりもずっと設備が整っています。それぞれ(のボート)には,コンピュータや数百冊の本,そして電源が備えられていました。ボートは屋根の上のソーラーパネルから電力が供給されています。ソーラーパワーのおかげで,働いている子どもたちや大人たちは夜間授業を遅くまで受けることができます。

A

1. 1998年にレズワンさんは学校経営で稼ぐために会社を始めた。false
2. レズワンさんは川の使い方に気づいた。true
3. 2002年,レズワンさんは子どもたちに勉強する機会を与えるためにボートを使い始めた。true
4. 学校用ボートは普通の教室よりもある意味良い。true

 

PART4

□ health【健康な】□ clinic(s)【外来診療所】
□ source【源】□ villager(s)【村人】
□ wireless【無線の】□ agriculture【農業】
□ negative(s)【否定】□ pisitive(s)【肯定】

 ボートは教室として使われるだけではありません。図書館や診療所,そして電力源としての役目も果たします。

 現在,バングラディッシュの9万もの家族がコンピュータによる教育や医療,そして太陽電池式の明かりを享受できています。今は夜でもお仕事したりお勉強したりしています。これは,ボートのソーラーパネルから充電されたソーラーランプのおかげで可能なのです。これらのランプは無料で村の人たちに貸し出されています。

 現在は子どもや大人,特に女性がコンピュータのスキルを学んでいます。ボートの無線インターネット接続を通して,村の外の世界とつながることができます。農業や気候変動,そして人権を学ぶことができます。女の子や若い女性は,自分たちのお母さんが決して持ちえなかった機会を生かしています。

 このお話から,うしろ向きなことを前向きなことに変えることで問題解決できることがわかります。雨季の洪水といううしろ向きな状況は,バングラディッシュの人たちを助けるという前向きな好機に変えられました。

A

1. レズワンさんのおかげでバングラディッシュの人々はボートで医療救済を受けられる。true
2. 人々は電気がボートから村へ供給されるまで夜勉強したり仕事したりできなかった。true
3. 少女や若い女性は自分の母親らと同様に学ぶ機会を得ている。false
4. この話は困難な状況下でも生活を改善できることを教えてくれている。true