今回は、Zaimで家計簿を記録する際、支出や収入のカテゴリを自分なりにカスタマイズする方法です。
ちょっと長くなりますが、お役にたてればと思います
こういっては失礼なのですが、Zaimの初期状態のカテゴリ分けは、家計簿として誤っているところがけっこう見受けられます。
そのまま初期状態で使い続けると、正しく支出をカテゴリわけできないと思っています。
どのように誤っているのか、どのように良くない点があるのかも併せながら、
私の現時点でのカテゴリわけを紹介します。
まず最初にカテゴリ追加を書いておきます。
Zaimは自分で収入や支出のカテゴリを増やしたり減らしたりできます。
やり方は、記録の一番下のところで、「カテゴリ設定」を選んで
「カテゴリを追加」をタップするとできます。
1つ例を出しておくと、例えば外食費というカテゴリを追加した場合です。
このように、カテゴリの名前、色、アイコンを決めて設定すれば、
カテゴリの一覧に追加されます。
次に、Zaimの初期状態のカテゴリはこんな感じになっています。
初期状態でも、だいたいのカテゴリはあります。
これはそのまま活かしつつ、追加したり、内訳をいじりながら、
自分好みにカスタマイズするのが良いと思います。
それぞれのカテゴリをタップすると、このように3つの選択肢がでてきます。
・内訳を表示する → 内訳をカスタマイズする
・編集する → カテゴリの名前や色・アイコンを変更
・非表示にする → カテゴリを見せなくする
では、いよいよ今日の本題です!
今回は、この「内訳を表示」を使って、Zaimの初期状態のカテゴリ分けを編集していきます。
Zaimの初期状態と、私が自分で設定したカテゴリを交互に見ていきましょう。
上から1つ1つ、見ていきますね。
●食費のカテゴリ
まず、カフェは良くないですね。
というより明らかにカフェ代は食費ではないですよね。
これはラテマネーと呼ばれていて、家計簿としては外食や、交際費、娯楽、小遣いなどに分類されるべき項目です。
私が家のカテゴリ訳はこのようになっています。
不要なものは非表示にして、必要なもののみ追加しています。
うちの場合、食料品に何を買ったか細かくはつけていません。
基本は、食料品の内訳ですべて記録しています。
節約をしっかりやりたい方は、ここを、米、肉、野菜のように分類するとよいと思いますが、
かなり手間がかかりますので、まずはこのように簡単にスタートするといいと思います。
●日用雑貨のカテゴリ
またまた出てきました。変なところがあります。
タバコは、娯楽費ですよね。お酒と一緒。
これは日用雑貨ではありません。
タップして、非表示にしてしまいましょう!
我が家の日用雑貨のカテゴリ内訳はこちらです。
食費と同じように、基本はすべて「消耗品」で記録しています。
おむつ、おしりふき、ベビー用品(綿棒とかベビーローション、離乳食類)などは「子ども用消耗品」という内訳を作っています。
あとは、日用雑貨、どれにも属してないなと思ったらその他です。
●交通のカテゴリ
これは初期状態でもなかなか良いですね。
我が家の交通のカテゴリ内訳はこちらです。
ほとんど同じですね。初期状態から色を変えています。
飛行機はめったに使わないので非表示にしてしまいました。
Suicaチャージの項目を追加したぐらいですね。
●交際費のカテゴリ
ここはご家庭ごとに何を交際費として扱うかが違うと思いますので、自由でいいと思います。
初期状態のまま使うのもありですね。
我が家の交際費のカテゴリ内訳はこちらです。
ほとんど初期状態と同じですね。
友人とのランチ代など、このように入れるといいかもしれません。
●エンタメのカテゴリ
ここは娯楽費にあたる部分ですね。ちょっと難しい。
レジャーとイベントが分かれていますが、これを使い分けるのが難しいのでは?と思います。
レジャー費としてしまってもいいと思います。
我が家のエンタメのカテゴリ内訳はこちらです。
少し名前をいじった項目があるのと、おもちゃを追加したぐらいですね。
●教育・教養のカテゴリ
学資保険はここではないですね。あれは金融商品ですから。
教育の費用としてカテゴライズされるのはおかしいと思います。
また、新聞は、通信費にいれておくべきかと思います。
教育・教養とはちょっと違う気もします。
我が家の教育・教養の内訳はこちらです。
不要な部分は非表示にして、「子育て関係」を追加したぐらいです。
●美容・衣類のカテゴリ
ここはダメダメですね~。
まず、美容と、衣類(被服)はカテゴリ自体を別々にするべきかと思います。
このZaimの初期状態では、ジムの費用も入ってますが、
これを美容として扱うのはちょっと無理があるかなと思います。
美容院、コスメ、エステネイルなどは別カテゴリが良いと思います。
我が家の被服の内訳はこちらです。美容は別にして入っていません。
このように、被服のみに絞っています。
そして、被服とは別に、「美容」カテゴリを追加しています。
カテゴリ自体の追加の仕方は、一番最初に書いた、
「カテゴリを追加」の操作で、自分の好きな名前でカテゴリを新しく作れます。
作ったら、このように内訳も自由に追加していけます。
我が家は美容室と化粧品だけですが、ほかに必要な美容があれば、
ここにエステ・ネイルなど追加していくといいと思います。
●医療・保険のカテゴリ
これも、医療と保険がごっちゃ混ぜになっていてダメですね。
Zaimの開発者に、家計簿のプロはいないのだろうか・・・と疑いたくなります。
医療は医療費のみ、保険は保険商品のみで、別々に管理するべきです。
我が家の医療の内訳はこちらです。保険は別にして入っていません。
これだけのはずですよね。
そして、我が家はこれとは別に追加で成した「保険・投資」カテゴリがあります。
ここにあるのは、金融商品であること、毎月固定で出ていく出費であることの2つを満たしたものです。
なので、ここに割く予算は毎月固定額になります。
まず、株式のように、買い付け額が都度変わるようなアクティブな投資はZaimで管理しないこと前提にしています。
このように、保険商品に掛けるカテゴリを1つにまとめておくことで、
家庭で保険にいくら使っているのか、それが家計のどの程度の割合を占めているのか、
不要な保険に入りすぎて保険貧乏になっていないかなど、いろいろ見えてきます。
●通信のカテゴリ
珍しく、良いんじゃないでしょうか。このまま使えそうです。
我が家の通信カテゴリはこんな感じです。
不要なカテゴリは非表示にして、出費項目だけに絞っています。
●水道・光熱のカテゴリ
これも良いですね。このまま使えますね。
我が家の水道・光熱カテゴリはまったく同じですね。
色を変えたぐらい。
●住まいのカテゴリ
あちゃー、これはダメだ。
家具家電、リフォームは別にしたほうがいいですね。
住まいといえば住まいなんですが、ここは家賃や住宅ローンなど、
毎月家にかかっている固定費にするといいと思います。
我が家の住まいカテゴリはこちら。
毎月の固定費として、一定の額になります。
ただ、数年に1回の頻度で発生する家財/住宅保険、賃貸更新料金などは、
保険カテゴリには属させず、あくまで「住まい」の費用として扱っています。
●クルマのカテゴリ
だいたいはOKなのですが、自動車保険をここに入れるかどうかですね。
我が家の場合は、これも金融商品扱いで、自前で追加した「保険・投資」カテゴリに入れています。
理由は、固定額ではあるものの、商品なので見直しがきくからですね。
我が家のクルマのカテゴリはこちら。
だいたい同じですね。
消耗品交換と、故障時の部品交換費をわけているぐらい。
あとは、自動車税を追加しています。
これは厳密にはクルマのカテゴリでなく、税金のカテゴリなのですが、
車を持つからこそ発生する費用であり、車に従属しているものと私はとらえているので、
家計簿上は税金であってもクルマのカテゴリに入れて計上しています。
●税金のカテゴリ
ここは私もほとんど使わないです。個人事業主でもないので。
年金、所得税、住民税は会社員なら天引きでしょうから、いらないですよね。
我が家の税金のカテゴリはこちら。
ほとんど同じ。いじっていません。
ふるさと納税を追加したぐらいで、ふるさと納税だけしか使っていません。
●大型出費のカテゴリ
ここはまぁ初期状態でもいいかなとは思いますが、
住まいのところにあった家具家電がここにもあります。
このように、2重であるのはよくないので、非表示にしましょう。
記録するときに何にカテゴリわけするか迷ってしまうのは、家計簿として良くないです。
我が家の大型出費のカテゴリはこちら。
基本はいじらず、子ども行事を追加したぐらいです。
あ、自分で言っておきながら家具家電がきえてなかった
消しておきます。
●その他のカテゴリ
「その他」という項目自体があるのはそもそも家計簿としてよくないですね。
予備費をここに計上しておいて、あとで他のカテゴリにふりわけたりするのであれば、あってもいいかなと思います。
まず、仕送りや小遣いなどは、それ専用にカテゴリを作るべきですね。
そして、下のほうにある、現金の引き出しや、カードの引き落とし、電子マネーのチャージは、
支出でなく、「振替」を使うんでしたね。
これは、過去の記事を参照してみてください。
「Zaimで家計簿(その5) 電子マネーへのチャージを記録してみよう」
の回になります。
我が家のその他のカテゴリはこちらです。
基本、使いません。
ただ、「出張費」という名目があり、使っています。
これは説明すると長くなるので、また別の回で紹介します。
ここまでで、Zaimで用意されているカテゴリは終わりです!
ここからは、我が家が作成した追加のカテゴリで、まだ上で書いていない部分です。
具体的には、このようなカテゴリを追加しています。
小遣い、外食費、保険・投資、季節物、家具家電ですね。
1つ1つ紹介していきます。
小遣いは、内訳が2つだけなので画面は割愛します。
「夫の小遣い」と、「妻の小遣い」です。
子供が大きくなったら、子供の小遣いも増えますね。
ちょっとここから話が脱線します
小遣いに設定している予算は、夫も、妻も二人とも同じです。
私がいまいち理解できないのが、夫が稼いでいる家で、夫の小遣いと、妻の小遣いが違うというケースです。
たいてい、夫の小遣いが多く、妻は少ないです。
稼いでいるほうが多く小遣いをもらい、稼いでいないほうが少ない。
なぜ?と思います
結婚して夫婦で生活するのであれば、夫が稼いだお金であろうが、妻が稼いだお金であろうが、
そのお金は「家のお金」ですよね。夫の金でもないし、妻の金でもない。
どちらが多く稼ごうが、小遣いの額って、夫と妻は同じじゃないとおかしくないですか?
子供じゃないんだから、同じ額でしょ。と思います。
夫が2万、妻が1万みたいな小遣いはおかしいと思います。
それなら、夫も妻も1.5万ずつですよね。
うちは夫も妻も、月1,000円という、中学生並みの小遣いですけどね
脱線終わります
えっと、我が家で作った追加のカテゴリは、残りが
外食費、保険・投資、季節物、家具家電ですね。
★外食費のカテゴリ
これは、必ず作りましょう。
食費と、外食費を分ける。家計簿の基本です。
我が家はこのように2つの内訳です。
外食費は、娯楽費に近いからです。
食費と一緒にしてしまうと、使いすぎがわからなくなります。
「保険・投資」は、さきほど「医療・保険」のところで紹介したので、割愛します。
★季節物のカテゴリ
灯油とコインラインドリーの内訳を作っています。
灯油は光熱費に入れてもいいのですが、冬場しか発生しないので、固定費のような扱いにしたくない、雑費として扱いたいからです。
コインランドリーも、基本は季節限定(花粉や梅雨時期だけ)だからですね。
★家具家電のカテゴリ
これらは額が大きくなることがおおいので、予算立てする際もカテゴリが別にあったほうが良いと思って作りました。
以上です。
書き残した「出張費」については後日、別記事にします。
だいぶ長くなってしまいましたが、この記事を参考に、自分なりのカテゴリを作って、記録してみて、見直ししてみてください。
うちも子供が大きくなったり、共働きになったら、これらのカテゴリもちょっとずつ変わっていくんだと思っています。
それでは