芝居やるときしか更新しないのねと言われたら、ああそうよ、と堂々と答えよう。
芝居やるときしか連絡しないのねと言われたら、ええそうよ、と堂々と答えよう。
ご無沙汰している方々には申し訳ない限りですが。
そもそも、伝えたいことがあるから発信するのであって、伝えたいことが特にない場合や、伝えたいけどまだ伝えちゃダメなこともあるのよね、というときには、そりゃあ、何も伝えられないわけです。
Twitterは、一日一回は最低でも投稿するようにしているんですが。
僕がTwitterを始めたのは、ブームになる走りの、黎明期だったように記憶してるんだけど、まだ、劇団とかでもTwitterを使って宣伝とかしているようなところもなく、Twitterでの割引もなければ、そもそもmixiに疲れた人たちが、SNSを敬遠していて、新しいことを始めるのを躊躇していたような時期でもありました。
その同じような時期に、このブログも開設したのか、放置していたのを使い始めたのか、良く覚えてないけど、いずれにしてもその頃、O-MATSURI企画merrymakerという劇団の公演情報を告知するために、ネットでの宣伝をやろうとしていろいろ動いていて、Twitterとブログを平行して使っていた気がします。
で、Twitterを使い始めたときに、決めたことが2つありまして。
・たとえ一言でも、意味がなくとも、毎日一回はツイートする。
・フォロワーの増減に一喜一憂しない。
ツイートは、使い始めた日から、毎日、継続中かと思います。頑張る、というものでもないけど、継続性というのは、自分で決めないと、すぐにサボったり何もしなくなるから、これは最初に決めました。
増減に関しては、特に、フォローが外されたときに、当然数が減ったりするわけですが、誰が離れていったかとかは、調べるツールがあったはずだけど、一切調べず、気にしないようにしよう、と決めて、今でも気にしていません。いつの間にか、とっても大事な人がいなくなってるかもしれないけど、それもそれで良いのでしょう。諸行無常。
あんまりフォローリフォローを気にしすぎると良くないし、何の変哲もないなんということもないような日常でも、誰も見ていなくてもいいからつぶやきを残していこう、と決めたわけです。
だったら、ブログも何か決めればいいのかもしれませんが、一時期、ショートショートの短編小説を書いていたら、いつの間にか、頭の体操のレベルをすっ飛ばした、気軽なショートショートではなくなっていったので、いったん休止して、そのまま放置になってしまっておりました。息切れするから、無理しないでおこうと決めたのです。
無理はいかんよ、無理は。
とはいえ、伝えたいことがあるならば、もちろんそれは、伝えるべきであり、Twitterでは書けないような長文も、ブログなら書けるわけです。
というわけで、公演の告知でございます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150511/02/kumabetti/27/e5/j/t02200309_0800112213303402967.jpg?caw=800)
今回のお芝居、なかなか面白くなってきております。
『きまぐれえすぷれっそ』は、2007年にmerrymakerで上演した作品ですが、もちろん、いつものように難産な脚本であり、演出であり、公演でした。
だいたいにおいて、順風満帆な公演の方が珍しいので、そりゃあ大変に決まってるわけですが、悪のりの好きな、しかし実力充分なスタッフに恵まれ、技術はないが、若さとやる気と勢いに溢れたキャストたちがいて、なんとかかんとか、公演自体は好評のうちに幕を開けて閉じることが出来たわけです。
そのときのスタッフ、キャストとも、「またやりたい!」「次はもっとこうしたい!」という言葉を、たくさん頂戴しました。とても幸せな公演だったのだろうと思います。
そして今回。
前回のスタッフもキャストも、一人もおりません。
脚本演出の僕だけが、この作品を知る唯一の存在です。
teamりんくすの主宰は、この公演を、客席で見ていたお客さんの一人でした。
今回、公演をやるに当たって、この作品を使いたいといってくれたことが嬉しかった。
と同時に、以前のキャストではない、全く違うメンバーで公演を行うことに、一抹の不安がありました。
しかし、どうやらそれは杞憂だったのだと、稽古初日、顔合わせの時に思いました。
今回のキャストは、ほぼすべて、初対面の方々ばかり。
そのため、キャスト一人一人と話をして、その人たちの人となりを踏まえた上で、キャスティングをしました。
今回のキャストは、全員、プロでもなければプロを目指しているわけでもない。(中には、プロを目指している人もいると思いますが)
社会人として仕事をしながら、空いた時間を使って、稽古と本番をやる。
それは、ただの趣味ではなく、レクリエーションではなく、もしかすると、本来のやりたかったことであり、本当の自分を表現するための時間なのかもしれない。
スキルもレベルも全員バラバラです。
だけど、稽古を何度もやっていく中で、見事に、『きまぐれえすぷれっそ』に登場する12人のキャラクターに、12人のキャストたちが、ぴたりとハマっていったのです。誰一人として、ずれている人がいません。むしろ、脚本のキャラクターを飛び越えて、今のキャストたちこそが、元々の登場人物だったのだと思えるようにすらなってきています。
もちろん、まだまだこれからです。もっともっと、良くなります。
だけど、現時点で、キャスティングについては、不安はありません。
中には、この公演の出演が決まってから、遠隔地に転勤になってしまい、なかなか稽古に参加できない人もいます。
稽古の度に、交通費をかけて、本州までやってくるのです。(国内ですよ)
脱帽です、頭が下がります。そして、そこまでしてくれるからこそ、「彼なら大丈夫だ」と確信しています。
週に一回か二回の稽古では、全員がそろうことがほぼないため、どうしてもどこかに代役が必要になってきたりもします。
更に、予算の関係もあるので、なかなか必要な機材や道具もそろわなかったり。
そんな状況でやる稽古ですから、当然、いきなり完成形になることはありません。でも、一つずつ丁寧に、一人一人を見ながら、稽古を付けていっています。
そして、一人一人、どんどんよくなっていきます。
ダンスもあります。ヌードパンツさんの元気のいい曲に乗せて、みんなで踊るのです。
加えて、パフォーマンスのシーンもあります。とあるアイドルグループのデビュー曲を使わせていただき、楽しいシーンに仕上げています。(情報公開はまだもうちょっと先かな?)
ヌードパンツさんには、この公演のために、新曲も書き下ろしていただいております。これがまた、いい曲なんだ!(まだデモの段階だけど!)
あと、チラシに書いてある友情出演って、何じゃラホイ!?
キャストたちは大変です。
セリフを覚え、段取りを覚え、ダンスを踊り、パフォーマンスを覚え。
でも、稽古の度にストレッチと筋トレ、その他身体訓練をして、少しずつ肉体改造をして、芝居に対する感覚もどんどん研ぎ澄まされていき、きっと、どんどん面白くなります。
きっと本番では、普段は社会人としてお仕事をしているキャストの皆さんが、さながらプロの芝居のように、汗をかいて、本気で遊びまくっている芝居になっているはずです。
期待していただいてよろしいかと思います。
teamりんくす vol.3『きまぐれえすぷれっそ』、是非、ご来場下さい。
12人(+α)の元気のいいキャストたちが、汗だくになりながら、みなさんを楽しませますよ、きっと。