告知!teamりんくす vol.3『きまぐれえすぷれっそ』公演! | エンタメ演劇の劇作家演出家の奇妙な日常

エンタメ演劇の劇作家演出家の奇妙な日常

O-MATSURI企画merrymaker主宰。 脚本家・演出家。 ドイツ文学修士(ゲーテ『ファウスト』)。 元・演劇集団キャラメルボックス脚本演出補。(過去作はいくつか、ブクログにて電子出版してます。 http://p.booklog.jp/users/kumabetti )

滅多に更新しないブログです。

芝居やるときしか更新しないのねと言われたら、ああそうよ、と堂々と答えよう。

芝居やるときしか連絡しないのねと言われたら、ええそうよ、と堂々と答えよう。

ご無沙汰している方々には申し訳ない限りですが。

そもそも、伝えたいことがあるから発信するのであって、伝えたいことが特にない場合や、伝えたいけどまだ伝えちゃダメなこともあるのよね、というときには、そりゃあ、何も伝えられないわけです。

Twitterは、一日一回は最低でも投稿するようにしているんですが。

僕がTwitterを始めたのは、ブームになる走りの、黎明期だったように記憶してるんだけど、まだ、劇団とかでもTwitterを使って宣伝とかしているようなところもなく、Twitterでの割引もなければ、そもそもmixiに疲れた人たちが、SNSを敬遠していて、新しいことを始めるのを躊躇していたような時期でもありました。

その同じような時期に、このブログも開設したのか、放置していたのを使い始めたのか、良く覚えてないけど、いずれにしてもその頃、O-MATSURI企画merrymakerという劇団の公演情報を告知するために、ネットでの宣伝をやろうとしていろいろ動いていて、Twitterとブログを平行して使っていた気がします。

で、Twitterを使い始めたときに、決めたことが2つありまして。

・たとえ一言でも、意味がなくとも、毎日一回はツイートする。
・フォロワーの増減に一喜一憂しない。

ツイートは、使い始めた日から、毎日、継続中かと思います。頑張る、というものでもないけど、継続性というのは、自分で決めないと、すぐにサボったり何もしなくなるから、これは最初に決めました。

増減に関しては、特に、フォローが外されたときに、当然数が減ったりするわけですが、誰が離れていったかとかは、調べるツールがあったはずだけど、一切調べず、気にしないようにしよう、と決めて、今でも気にしていません。いつの間にか、とっても大事な人がいなくなってるかもしれないけど、それもそれで良いのでしょう。諸行無常。

あんまりフォローリフォローを気にしすぎると良くないし、何の変哲もないなんということもないような日常でも、誰も見ていなくてもいいからつぶやきを残していこう、と決めたわけです。

だったら、ブログも何か決めればいいのかもしれませんが、一時期、ショートショートの短編小説を書いていたら、いつの間にか、頭の体操のレベルをすっ飛ばした、気軽なショートショートではなくなっていったので、いったん休止して、そのまま放置になってしまっておりました。息切れするから、無理しないでおこうと決めたのです。

無理はいかんよ、無理は。

とはいえ、伝えたいことがあるならば、もちろんそれは、伝えるべきであり、Twitterでは書けないような長文も、ブログなら書けるわけです。

というわけで、公演の告知でございます。




今回のお芝居、なかなか面白くなってきております。

『きまぐれえすぷれっそ』は、2007年にmerrymakerで上演した作品ですが、もちろん、いつものように難産な脚本であり、演出であり、公演でした。

だいたいにおいて、順風満帆な公演の方が珍しいので、そりゃあ大変に決まってるわけですが、悪のりの好きな、しかし実力充分なスタッフに恵まれ、技術はないが、若さとやる気と勢いに溢れたキャストたちがいて、なんとかかんとか、公演自体は好評のうちに幕を開けて閉じることが出来たわけです。

そのときのスタッフ、キャストとも、「またやりたい!」「次はもっとこうしたい!」という言葉を、たくさん頂戴しました。とても幸せな公演だったのだろうと思います。

そして今回。

前回のスタッフもキャストも、一人もおりません。

脚本演出の僕だけが、この作品を知る唯一の存在です。

teamりんくすの主宰は、この公演を、客席で見ていたお客さんの一人でした。

今回、公演をやるに当たって、この作品を使いたいといってくれたことが嬉しかった。

と同時に、以前のキャストではない、全く違うメンバーで公演を行うことに、一抹の不安がありました。

しかし、どうやらそれは杞憂だったのだと、稽古初日、顔合わせの時に思いました。

今回のキャストは、ほぼすべて、初対面の方々ばかり。

そのため、キャスト一人一人と話をして、その人たちの人となりを踏まえた上で、キャスティングをしました。

今回のキャストは、全員、プロでもなければプロを目指しているわけでもない。(中には、プロを目指している人もいると思いますが)

社会人として仕事をしながら、空いた時間を使って、稽古と本番をやる。

それは、ただの趣味ではなく、レクリエーションではなく、もしかすると、本来のやりたかったことであり、本当の自分を表現するための時間なのかもしれない。

スキルもレベルも全員バラバラです。

だけど、稽古を何度もやっていく中で、見事に、『きまぐれえすぷれっそ』に登場する12人のキャラクターに、12人のキャストたちが、ぴたりとハマっていったのです。誰一人として、ずれている人がいません。むしろ、脚本のキャラクターを飛び越えて、今のキャストたちこそが、元々の登場人物だったのだと思えるようにすらなってきています。

もちろん、まだまだこれからです。もっともっと、良くなります。

だけど、現時点で、キャスティングについては、不安はありません。

中には、この公演の出演が決まってから、遠隔地に転勤になってしまい、なかなか稽古に参加できない人もいます。

稽古の度に、交通費をかけて、本州までやってくるのです。(国内ですよ)

脱帽です、頭が下がります。そして、そこまでしてくれるからこそ、「彼なら大丈夫だ」と確信しています。

週に一回か二回の稽古では、全員がそろうことがほぼないため、どうしてもどこかに代役が必要になってきたりもします。

更に、予算の関係もあるので、なかなか必要な機材や道具もそろわなかったり。

そんな状況でやる稽古ですから、当然、いきなり完成形になることはありません。でも、一つずつ丁寧に、一人一人を見ながら、稽古を付けていっています。

そして、一人一人、どんどんよくなっていきます。

ダンスもあります。ヌードパンツさんの元気のいい曲に乗せて、みんなで踊るのです。

加えて、パフォーマンスのシーンもあります。とあるアイドルグループのデビュー曲を使わせていただき、楽しいシーンに仕上げています。(情報公開はまだもうちょっと先かな?)

ヌードパンツさんには、この公演のために、新曲も書き下ろしていただいております。これがまた、いい曲なんだ!(まだデモの段階だけど!)

あと、チラシに書いてある友情出演って、何じゃラホイ!?

キャストたちは大変です。

セリフを覚え、段取りを覚え、ダンスを踊り、パフォーマンスを覚え。

でも、稽古の度にストレッチと筋トレ、その他身体訓練をして、少しずつ肉体改造をして、芝居に対する感覚もどんどん研ぎ澄まされていき、きっと、どんどん面白くなります。

きっと本番では、普段は社会人としてお仕事をしているキャストの皆さんが、さながらプロの芝居のように、汗をかいて、本気で遊びまくっている芝居になっているはずです。

期待していただいてよろしいかと思います。

teamりんくす vol.3『きまぐれえすぷれっそ』、是非、ご来場下さい。

12人(+α)の元気のいいキャストたちが、汗だくになりながら、みなさんを楽しませますよ、きっと。