teamりんくすvol.2『光の帝国』 | エンタメ演劇の劇作家演出家の奇妙な日常

エンタメ演劇の劇作家演出家の奇妙な日常

O-MATSURI企画merrymaker主宰。 脚本家・演出家。 ドイツ文学修士(ゲーテ『ファウスト』)。 元・演劇集団キャラメルボックス脚本演出補。(過去作はいくつか、ブクログにて電子出版してます。 http://p.booklog.jp/users/kumabetti )

エンタメ演劇の劇作家演出家の奇妙な日常-teamりんくすvol.2『光の帝国』

お金持ちになりたいです。

最近、某2ちゃんで、行方不明者扱いされたかと思ったら、「twitterやってるよ」とコメントされ、なぜかそれを受けて「かなりお金持ちみたいで、良かった~。」と、まったくもって事実無根なことを書かれた僕です。

僕はお金ないので、書き込みをした人は、きっと違う人を見つけたのでしょう。

お金はないけど、情熱は衰えておりませぬ。

今月末、お芝居をやります。

以下、公演ユニットのHP( http://links.main.jp/pc/vol2/ )からそのまま持ってきた詳細です。

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teamりんくすvol.2『光の帝国』

 原作:恩田陸『大きな引き出し』(集英社『光の帝国』所収)
 脚本:成井豊+真柴あずき(演劇集団キャラメルボックス)
 演出:隈部雅則

○出演
 柴田隆
 柚木茉季(劇団フォーサム)
 甫坂茂行(劇団しまぽらね)
 渡邊数馬(劇団しまぽらね)
 小原彩歌(劇団しまぽらね)
 川原圭(劇団しまぽらね)
 澤部遼子
 中村和彦(劇団たくあん)
 羽鳥可奈子

○タイムテーブル
 5月26日(土) 19:00
 5月27日(日) 13:00 16:00
 ※全3ステージ。
 ※開場は開演の30分前。
 ※上演時間は約60分。途中休憩なし。
 ※未就学児童の入場はご遠慮ください。

○チケット 4月8日(日)10:00受付開始
 全席自由/一般1,500円 学生1,000円(前売・当日とも)
(チケットは、僕宛に連絡いただいてももちろん大丈夫です)

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僕は演出です。(出演しません。前説もやりません。やりませんってば)

元演劇集団キャラメルボックス制作部の中村和彦くんが、藤沢方面で活動中の社会人劇団の方々や、人脈を総動員してメンバーをかき集めた、teamりんくすというユニットで、元演劇集団キャラメルボックス演出部の僕が、演劇集団キャラメルボックスが過去に公演した脚本を使用して、お芝居を作っています。なんか不思議です。

また、当初の予定から、メンバー変更がありました。

欠員がでてしまったので、O-MATSURI企画merrymakerの公演などで、僕の作る芝居ではおなじみの、羽鳥可奈子さんが、急遽出演してくれることになりました。ついこの間、別のお芝居でヒロインやって踊りまくっていたというのに……無理を言ったのに快く受けてくれて、嬉しいです。

また、今回、劇中にダンスがあるのですが、ダンス曲は、アマチュアユニット・ヌードパンツさんの「弱虫スナイパー」という曲を使わせていただいております。

ヌードパンツ公式HP

更にもう一曲、劇中で使用する曲を、なんとこの公演用に書き下ろしていただきました。

タイトルもズバリ、『光の子』。まさにこのお芝居のための曲です。

そしてそのヌードパンツさん、RO69JACKという、ロッキング・オンフェスティバルのへの出演をかけたアマチュアコンテストがあるそうなのですが、その一次審査を、『弱虫スナイパー』で通過しています。

ヌードパンツ | RO69JACK 2012 | RO69JACK - 目指せ! ロック・フェス出演! これからのアーティストを応援するWEBコンテスト

投票受付も既に始まっているみたいなので、是非よろしくお願いします。

先日、ライブにもお邪魔させていただきましたが、いいもんですね、ライブってのは。

ちなみに、今公演用に限定版CD「光の子/弱虫スナイパー」も発売されるそうなので、そちらも是非。

なんだかんだで盛りだくさんな公演になりそうな感じです。

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思ったよりも長くなったのでそろそろ切り上げますが、ちょっとだけ、演出について。

演出というと、なんだか奇妙きてれつな、奇抜なことをするのが演出だ、演出家の腕は、如何に耳目を引きつける特別なことをやるか、という風に思っていらっしゃる方も、いるのではないかと思います。

僕の演出は、けっこう変なこともやりますが、いや、だいぶ変なこともやりますが、実は、その影に隠れたかたちになっている、普通の何気ない会話を、ちゃんと丁寧にお客さんに見やすく整える、ということを主眼にしています。

今までも、これからも、きっとその基本は変わりません。

ここしばらく、活動資金がなくて芝居の演出をすることもなかったのですが、今回、このお話をいただいて、自分が書いた脚本ではなく、しかも、古巣の劇団で好評だった、さらには日本でもトップクラスの小説家の代表作の一つを演出するということ、加えて、今まで誰一人知らなかった出演メンバーと、初めてのスタッフさんたちと一緒に芝居を作る、という思いがけない機会を得て、改めて、全ての行程を、一つ一つ丁寧に、芝居を作っていく、ということの楽しさをかみしめています。

わかりやすく、丁寧に。

演劇集団キャラメルボックスの公演とは違う、このメンバーだからこそできる、面白いお芝居を、ご覧に入れたく思います。

2ちゃんの書き込みをしてくださった方は、残念ながら地方の方のようなので、おいでになれないかとは思いますが。申し訳ないです。

いつか地方公演できるくらい大金持ちになりたいです。嘘を誠にしたいです。

その時は、是非、観に来てください。

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でも、芝居やってると貧乏なんだよね……。

芝居やってお金持ちになりたいです。

大金持ちじゃなくて小金持ちでもいいから……。