面接で聞きたくないフレーズの3回目です。


部活動の成績が思わしくなかった時のお話、


「私たちはプロではありませんので、一生懸命努力したプロセスが大切だと思っています。」


結果を出すために努力した過程で身についたことは重要ではありますが、そもそもの目的がプロセスだとしたら間違っていませんか?
スポーツなら、特にアマチュアなら逆に「結果が大切」ではないですか?

対戦型の競技なら、勝ち負けでしょうし、個人競技なら記録でしょう。


プロでない以上、勝ち負けや個人記録以外に評価するものさしがあるとは思えないのですが。
勝ち負けや個人記録を良くすることを目指して取り組んだ結果、プロセスの中で学ぶものは多いのは事実ですが、「努力すること」そのものが尊いなんて、最初から逃げ道を作っているとしか思えません。


努力が尊いことは認めた上で敢えてそう思います。


プロは勝ち負けや個人の記録よりも、お客様の満足を重視すべきだと思うのです。
競技場に頻繁にお金を払って足を運んでいただいたり、有料でも中継が見たいと思っていただけるお客様を一人でも多く増やせるか。

負け続けているとお客様に見放されてしまうのであれば、手段として勝つことを重視すべきですが、それは手段であって目的ではないはずです。


そういう点で、プロ野球「東北楽天」や、成績低迷期の「阪神」は好感が持てます。
「東北楽天」でいえば現時点で既に黒字を出している点はすばらしいと思います。
おそらく今後は目新しさがなくなって、今のままでは動員が落ち込むのでしょうが、数年以内に、戦力やインフラ面での積極的な投資ができるだけの利益を出した上で、堅実な経営をしつつも数年に一度は優勝を争えるようなチームになっていくのではないかと思っていますが。
それは余談。


以前の人事部門で、ある個人競技で全国3位以内の経験がある後輩がいましたが、
「プロセスが大切」って発言をする学生に対する厳しさは、私なんかの比じゃありませんでした。


そういう人に限って状況を理解せずに、「私は一生懸命やっています」と言って、成果の出ないことを環境のせいにする傾向が強いのは事実です。


対価をもらう仕事である以上、「一生懸命」はあくまで手段であって、目的ではありません。


仕事は結果で評価されてしまいます。

ビギナーのうちは「(組織や上司が)決めたこと」をどれくらい愚直に実行できるかというプロセスも見てもらえますが、最終的に望まれるレベルに結果が達しない人は、残念ながら民間企業で高く評価されることはありません。


プロが重視すべき結果とは営業面での成績でしょうし、
アマチュアが重視すべき結果とは、「勝敗」や「記録」なのではないかと思います。


もちろん団体競技なんかでは全員がレギュラーではありえないのですが、

勝つためにチームに対して何ができたか、
個人競技であれば、結果としてどれだけレベルが上がったかという点に強く意識をおくことは、それが何らかの競技である以上不可欠ではないでしょうか。