大きな災害が起こった時、
報道の担う役割は重要です。
様々な情報は、報道から得る。
被災地に行くか、直接連絡を取らない限り、
報道でしか、正確な情報を得る方法はありません。
報道によって、たくさんの情報を得ることができ、
被災地の現状を知る事ができています。
しかし、
残念ながら、配慮の無い報道も、たくさんあります。
風評被害の防止を呼びかけている一方で、
わざわざショッキングな見出しを書く。
見出しだけを見たら、
誰でも不安になるに決まってます。
震災直後に、各局の看板キャスターが、
挙って被災地に行く必要があったのか?
そのヘリコプターに、車には、
キャスターではなくて、
もっと別の物を積んで、
届けるべきではなかったのか?
何より、許せなかったのは、
被災した住宅の中から救出された、
お婆ちゃんと、お孫さんを取り囲んだ、
アンポンタンなカメラマンです。
その映像を、良かった、良かったと、
流した放送局です。
そんなにまでして、視聴率が欲しいのか?
売り上げが欲しいのか?
報道とは、あまり縁の無い立場ですが、
自分もテレビに出して頂いて、
仕事をしていますし。
いろんな方に、マイクを向けることがあります。
テレビも、ラジオも、新聞も、雑誌も、
どれも特別では無い。
取材だから、何でも許されるなんて事は無い!
と、肝に銘じます。