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生地は、とにかく練ります。

練りが足りないと、うま味が抜けて、パサパサに成ります。

生地をよく錬ったら、味をみます。

ライオンなら、生のまま食べてみれば良いですが、

人間は、小さいハンバーグを焼いてみます。

小さじ1ほどの生地を焼いてみれば充分ですから、必ず、味の確認をしましょう。

味を確認し、足りない味を足して、さらに生地をよく混ぜます。

ボウルの中で、手についた生地をとりながら生地を分けたら、いったん手を洗います。

手のひらにサラダ油を少々つけ、ボウルの中で分けた生地を、手のひらにぶつけて空気を抜きます。

ここでは、まだ平たくのばさず、ボール状で良いので、とにかく空気を抜いて下さい。

生地の空気を充分に抜かないと、焼いている時に、ハンバーグがひび割れてしまいます。

生地の空気を抜いたら、フライパンを用意します。

フライパンに、サラダ油を入れ、弱火にかけます。

ハンバーグ生地を、手のひらにぶつけながら平たくのばし、生地の真ん中を凹ませます。

なぜ凹ませるのか?

写真の変な図をご覧下さい。

これは、のばした生地の断面のつもりです。

肉は、焼くと縮みます。

①の様に、平らに生地をのばして焼くと、生地は周りから縮んで、②の様に、丸く膨らんでさまいます。

こうなると、②の真ん中の赤い部分が、分厚く成り、火が入り難く成ります。

火が入り難いと、焼き時間が長く成り、周りが焦げたり、肉汁が抜けて、ボソボソに成ってしまったりします。

③の様に、真ん中を凹ませれば、肉が周りから縮んできて、④の様に、ちょうど平らに成り、分厚い部分もできず、早く焼きあがるので、肉汁も抜けません。

形を整えた生地を、どこかに置いてしまうと、せっかく整えた形が崩れてしまうので、生地は、形を整えたら、そのままフライパンに入れて焼き始めます。

この作業は、手早くやらないと、最初に入れた生地に、火が入ってしまいます。