蕎麦、うどん、ラーメン、スパゲティ…
どれもお馴染みの麺ですが、よく「コシ」と言う表現をしますねぇ

「この麺はコシがある」と言うのは、誉め言葉で、コシがあるのは良いことなんですが、どうやら「コシ」の意味を履き違えているお店があるんです。

コシを出すのは、麺の生地を作る時の話しで、茹で加減で出すものではありません。

茹でる時間を短くすれば、麺は硬くなりますが、これはコシでは無くて、茹だって無い…つまり生茹で状態です。

小麦粉も蕎麦粉も生で食べたらお腹を壊します。

さすがに、そこまで生茹でなお店は無いと思いますが…

麺が口の中でポキポキ折れる感じがするとか、何だか後味が粉っぽいとか、ツルツルしてないとか…もしかすると、生茹でなのかもしれません。

値段や店構えに惑わされちゃあいけません。

一見、この道30年の職人さんに見えても、もしかしたら脱サラ3日目かもしれません。

コシは、硬さではなくて、弾力です。
噛みしめた時に、押し戻してくる様な食感です。

勿論、茹でる時間も大切です。
茹ですぎればコシは無くなります。

まぁそこが難しいところなんですねぇ~

ご飯の硬さに好みがある様に、麺の硬さも好みはあります。

硬い方が好きなのは、何の問題も無いですが、硬い方が食通のイメージがありませんか?

でも、そんなの関係ねぇ~!

軟らかい方が好きならば、胸を張って軟らかい麺を食べましょう。