残していきいこと
物やサービスが簡単に手に入る今日この頃。便利なのはありがたいが、味気ないし愛着を感じることもない。必要なら買う、飽きたら買い換える、そんなことをずっと繰り返してきた。
最近、かまどのある旧い民家に集まって食事をするという会にお誘いをいただき、何回か参加している。かまどを使って食事を作って、食べるという素朴な集まり。古家のかもし出す雰囲気の中で過ごすことは、最近のお気に入りの時間となった。
光があり、影がある。声が聞こえ、風がとおる。道具があり、働く人の気配がする。旧い家は、人が寄り添って生きていくことに適した場所ということに気付く。子供がいる、大人がいる、老人がいる。それぞれが居場所を見つけることができる。
有り余る物、あふれかえる情報。でも本当に大切にしたいことがここにある。
信じるものは騙される
エレベータ事故で犯人探しの報道が盛んにされている。メーカーから保守会社に十分な情報開示がされてないとか、メーカーの対応が遅すぎるとか。真相に迫る姿勢は結構だが、基本的なズレを感じる。
まず、故障がちなエレベータだったということだが、そのつど点検整備され、その結果が管理者に報告されていたはずだ。管理者はその報告を受け、運転再開の判断をした。運転を再開した後、重大な事故が発生した。ここで指摘したい点は、管理者が、どのような情報を得ていかなる判断で運転再開したかを明らかにすることが重要だということである。
機械は必ず故障するものであり、適切に保守して使い続ける物であることに異論をはさむ余地はない。使用する者自身が、安全を判断して使うのが大前提である。つまり今回の事故の原因追求は、まず危険かも知れないエレベータが運転再開された経緯を問わなければならないのである。これは時系列に事象や発言を再記録すればよいだけである。
このような不慮の事故に遭わないためには、保守管理を信頼できない場合は故障勝ちなエレベータに乗らないが正解である。利益追求、効率重視の今の世の中、他人の言葉を容易に信じると痛い目にあう確立が高い。私は「信じるものは騙される」と戒めの言葉にしているが、今回は「信じるものは殺された」になってしまったようだ。
住宅価格のからくり 建築費は意外に安いが...
材木屋という仕事柄、住宅建築のあれこれ、表裏を見聞きする。住宅建築に関することも書いていこうとずっと思っていたが、今日やっと書き始めることになった。一番感じることは、住宅建築は余分なお金がかかりすぎているということ。モデルハウスの留守番、営業担当、専門工事会社の社長さん、一本の釘も打たない人が多すぎると、この業界に6年前に入ってすぐに感じた。
その後いろいろ書かれたものから勉強してみると、ハウスメーカーは営業粗利が40%近くになるとのこと。2千万円の住宅ならば、800万円が工事費以外に使われれている。なんということ。2000万円で手に入れた住宅が、正味1200万円の価値しかないことになる。まあでもありえる話と思った。
その後いまから3年ほど前に分譲住宅を扱う社長と直にゆっくり話す機会があったので、分譲建売住宅の原価構成について聞いてみた。土地40坪、住宅35坪、売出価格3700万円程度の標準的なもので、土地代1500万円、建築費1200万円、粗利1000万円とのこと。ややっ、建築費って安いです。でも粗利1000万円ってわかったら買う人は躊躇するだろうなあ。
まあ、物の価格というものは需要と供給により決まるので、3700万円という相場があればそれでよしなのだが、なんか釈然としない。何で粗利1000万円が存在しえるのか。これが新たな疑問の出発点。
私としての結論は、供給が少なく、需要が多い、という結論である。供給が少ないというのは、住宅地に適した土地は、売りに出されるといち早く住宅会社が買ってしまい、一般の人には回ってこない。需要が多いというのは、年収の5倍までを事実上政府保証で貸し出しするという仕組みがある。頭金1000万ほどあれば、夢の一戸建てが買えるのである。まだまだ釈然としない話だが、住宅とお金にまつわる話は、続きをいろいろな視点から書いていくつもり。
最後に、私が18年前に家を買ったときの話。私は、地方都市の郊外に建売住宅を買って今も住んでいる。当時家を「建てる」と決心して、土地探しに半年。不動産屋さんに予算を言って紹介される土地をたくさん見たが、ほとんど売れ残りの訳ありものばかり。疲れてあきらめかけて、建売住宅も検討範囲に入れた。今住んでいる建売を見に行った時、やり手そうな営業担当の専務に土地を手に入れて希望の家を建てたいと言ってみた。即座に「お前には無理」とはっきり言われた。たいがいの土地は売りに出た瞬間に情報が入るので、この地域の良い土地は全部わしが買ってしまっているから、お前には回らないと。説得力ありすぎ。その家は、今では珍しい桧柱で本式の土壁という売りと内装工事の途中から売出しているという良心的なところも評価して、その日に手付金を払い、買うことに決めた。
オーバーヒート 続き
6月も10日を過ぎて、蒸し暑くなってきた。今日の朝、サニトラの水温計が乱高下しているのを発見。サーモスタットは外したままなので、ウォータポンプも逝ってしまった模様。
サニトラ、手がかかるけど何とか直して乗り続ける気持ちは今のところ変わらない。
オーバーヒート
エンジンの調整で、調子よくなったサニトラ。足元が熱いので、水温計を見ると、ほとんどHiに張り付く状態。そろそろ走って、家に帰っる。エンジンを冷まして、ラジエータキャップを外して水流を見る。ほとんど流れなし。
サーモスタットか、ウォーターポンプが逝っているよう。取りあえず、サーモスタットを外して試運転。水温は上がらず、サーモスタットが閉じたまま死んだのが原因と決定。
近いうちに、サーモスタットを手に入れねばならぬ。






