番組表の3行あらすじに惹かれて予約録画しといたヤツ!移住可能な惑星に向けて航行する宇宙船内のお話って事で興味が湧いたんですが、思っていたモノとは違いながらも意外に楽しめた一本でした。
地球規模の環境汚染が進み人類が生き残るには墓の惑星に移住するしかなくなった近未来。86年の歳月をかけ星間旅行した先に目当ての惑星を発見した人類は30人の子供と世話役の大人リチャード(コリン・ファレル)を乗せた世代宇宙船を太陽系外の新天地へ送り出したが・・・
子供達の出自が序盤でサラッと描かれるんですがコレがよくよく考えてみるとかなりなお話www遺伝子工学を駆使して生み出された彼らは宇宙船の中で生涯を終える前提なので外界とは遮断され閉鎖空間でひたすら育成される。もう人権無視どころのお話じゃなくて人類救済って大義のためとはいえ許されるんだろうか?とちょっと考えちゃいました。
子供達がティーンエイジに達すると何だか青春ものって感じになるのですが優れた彼らでも閉鎖空間で意思統一できるのかと疑問に感じれば「ブルー」って云う考えられたアイテムがあったり、隠し部屋の中身や事故の真相などなど以外に退屈せずに見続けられた印象。「私たちは捨て石なのか?」とか「どうせ死ぬなら好きに生きる」とか宇宙船内が人生の縮図になってる展開も面白かったです。
「ヴォイジャー」 オススメ度 ★★★