ある男 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

身の回りで評判良かったので観たかったヤツ!

観終わってからWikiを覗いてみれば原作者の平野啓一郎は何処で名前を見かけたな?と思いクリックしてみたら「空白を満たしなさい」の作者だったんですね。雰囲気とか何となく似通っている様に感じたので納得でした。

幼い次男を病で亡くした事をきっかけに離婚し長男と宮崎の実家に舞い戻った里枝(安藤サクラ)。家業の文房具屋で働きながらも悲しみが癒えない彼女だったが客として知り合った大祐(窪田正孝)によって立ち直り再婚した。長男も大祐に懐き、2人の間には女の子も生まれ幸せを取り戻したかのように思えたがある日大祐が事故で亡くなった。一周忌、疎遠だった大祐の兄と連絡をとり法要に招くとその兄は大祐の遺影を見て信じられない事を里枝に告げて・・・

妻夫木聡も窪田正孝もド安定で特に文句なし、眞島秀和の嫌なヤツは久しぶりに見た気がしてちょっと得した気分♪いま、乗ってるビート板こと河合優実の普通ぽい彼女役も同様です。目当ての安藤サクラは冒頭の涙のくだりでやっぱりいい!と感じましたがその後登場した義父・柄本明が全てかっさらっていった感じです。あの怪演、城戸に向けられた憎しみとか嘲りとか見てて怖いくらいでした。

お話の方はどうしてもその全容に興味がいってしまって、ミステリーとして最高潮だったのは「絵画展」のくだり。その後の展開はそーゆー事かあまり驚きもなく残念でした。城戸や「大祐」の苦しみは想像しかねるもので、でも他人として人生生きる事が解決になるのか?と疑問が残りました。自分なりに考えてみると「大祐」が自殺でなくて良かったと言っていた人と1人でも多く接点を持ち距離を縮めて人間関係を構築していくしかないのかな?と感じました。だからラストの城戸の行動も意味あるのかなー?と疑問。あと仲野太賀が短いシーンでの存在感♪あの涙も良かったです。伊香保の件も原作ではもっと詳しく描かれている様なのでコレは必ず読もうと決めました♪

 

「ある男」 オススメ度 ★★★

 

 

 

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