特撮オタクだった元キッズとしては勿論知っていた作品なんですがちゃんと観るのは今回が初です。自分が子供の頃は「日活」はエロイ映画専門って思い込んでいたのでそんなところが作った怪獣映画って?もしかしてやっぱりエロいの?メッチャ気にはなっていましたが今まで観る機会ありませんでした。それでもガッパのそのデザインは結構、好みでプラモデルの箱画を見てはソフビ人形欲しいな~なんて思ってました。内容に関しても怪獣大百科的な本で見知っていましたが子ガッパとか子供だましじゃん‼的な印象を持ってて映画自体は観なくていいか!なんて思ってましたね。
週刊誌プレイメイトの出版社は社運を賭けて南海の楽園計画を実施に移した。先ずは南太平洋に調査隊を派遣したのだがオベリスク島に上陸した際に大きな卵から孵化した未知の生物を捕獲した。島民はその生物を島の守り神ガッパと呼称し連れ出すことに猛反対するが調査隊はそれを無視して子ガッパを日本に連れ帰ったのだが・・・
南海の孤島に謎の生物が、、、って導入こそありきたりなんですが特撮は思いのほか頑張ってる!♪ガッパが海中から、熱海で、飛びたすシーンとかいい画になってましたし熱海の街並みやコンビナートのミニチュアワークも東宝や大映に引けを取ってないんじゃないの?って感じです。崩れ落ちるビルだったりガッパの羽が開くとこや羽ばたきで旅館の屋根の瓦がふっ飛ぶシーン、ガスタンク群の出来栄えなどなど特撮にやる気満々だったんだな~と感じました。あとF104の操演も見劣りしないしコックピットの照準越のガッパの画が決まってました♪
熱海上陸時のタコ!茹でダコじゃん!とウケてしまいましたが母の愛の証らしいし、ラストの父ガッパの男泣きなどでこの作品を馬鹿にする気が払拭されました♪人間パートのお話の方も他の特撮とは一線を画すホッコリ感がいい感じ、強欲社長が愛娘に諭されるあたり良かったですね。それから山本陽子!めっちゃ可愛かったんですね~♪
「大巨獣ガッパ」 オススメ度 ★★★