終わった人 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

ちょっと前までの自分なら、まだまだ現役だからと見向きもしなかっただろう本作なんですが、まさに劇中で詠まれた「散る桜残る桜も散る桜」の心境でちょっと観てみようかな~と。自分にとって主演の舘ひろしはやっぱり「あぶない刑事」で自分は柴田恭兵にカッコよさを感じた方なんですが、最近の舘ひろしのコメディーモノも中々面白くてお気に入りでその辺りも期待してのチェックになりました。

東大卒で大手銀行に就職した田代壮介(舘ひろし)は出世争いに敗れ出向先で定年を迎えた。妻の千草(黒木瞳)や娘の道子(臼田あさ美)らは壮介の家族を守り切った仕事人生に感謝を述べこれこれからの人生は自由に生きてとこれまでの労をねぎらうが、翌日から壮介は何をすればいいのかさえ皆目見当のつかない状況で・・・

定年が生前葬って笑っちゃったんですが「死んだも同然」ってセリフにそこまで仕事人間になっちゃったんだな~って哀れさも感じました。出世争いに負けたまま会社人生を終わった事で「人生やり直したい」って言葉が口を出たのは理解も出来たんですがそれを奥さんに聞かせたらダメでしょっ!てwww

見てる途中で内館牧子原作作品と知って「離婚」を切り出されてお終いなんだろうなと高をくくって観ていたので予想外の展開は楽しめました。流石に顧問から社長は夢物語だけどそこら辺もオチがあって先が読めないのも良かったです。原作者的には臼田あさ美演じる道子に言わせたセリフが本音なんだろうなと感じたり「昔と同じように勝ち続けているのか?」という問いかけに此方が感じる「勝つ事だけが人生じゃ人だな」や「思い出と戦っても勝てない」ってセリフが印象的、期待していた爆笑は出来なかったけれど見て損した気分にはならない作品でした。因みに自分的に一番の爆笑ポイントは渡辺哲の16番でした♪と、ここまで書いて過去のブログを確認したらこの作品以前に感想をアップしてました。自分の記憶力が終わってた!みたいなオチでしたwww!

 

「終わった人」 オススメ度 ★★★

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村