山の郵便配達 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

録画ストックの中からタイトルだけでチョイス!なんで録画しておいたのか忘れていたので中国映画と知って正直ちょっと「え~っ」って思いました。ロシアはあんな事始めるし中国も台湾できな臭い動きを見せるし、せっかく細いながらも交流と云う糸が存在していたのにこのままじゃホントに世界が2分されてしまうんじゃないかって不安になります。と、そんな思いを抱きながら見始めたのですけどね~

1980年代、中国の山間部で暮らす若い男は足を悪くして引退を決めた父親の公務を引き継ぎ郵便配達に出発する事になった。一人で大丈夫だと言い張る息子の言葉をうのみに出来ない父親は無理を押して最後の郵便配達として息子に同行、こうして父と息子の3日間120キロの郵便配達の旅が始まって・・・

父の生き方同然の険しい道のりを息子と辿るロードムービー、メッチャ良かったです!先に書いとくと「次男坊」最高~!♪冒頭の「父ちゃんいかないんだったらオラも行かね~!」や郵便物のナイスキャッチ等々いい味出してます!おばあちゃんに読んであげる手紙や綺麗な村娘、父と母の出会い、牛飼いの少年のエピソードもそれぞれ良かったですね。

でも、やっぱり一番は父と息子のエピソード!ジンワリと心に沁みわたってきました♪一応これでも自分も父親なのでメッチャ共感出来ました。特に渓流を父を背負って渡るくだり、肩車をした時の思い出や息子の成長を実感しての嬉しさ!♪立派になった息子の寝顔を眺めながらの一服の旨そうなこと!また父親が心から嬉しい、いい笑顔を見せてくれるんですよね~♪毎日ニュースで目にしてあの国やこの国を訝しんだり、怒りを覚えたりするのだけれど、その国って枠組みの中に暮す人々は間違いなく親を想い家族を想う、自分らと何ら変わらない人々なのだと実感できました。それは間違いない事実なのにどうして世界はこんな状況になっちゃうのか?どうにかならないものか?なんとかならないものか?と早く平和な世の中になって欲しいと考えちゃいました。

 

「山の郵便配達」 オススメ度 ★★★★

 

 

 

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