嫌われ松子の一生 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

お気に入りの映画だったのでいつか読みたいと思っていた原作をようやく読了です♪そうだろうなとは思っていましたが「火曜サスペンス劇場の崖」も松子の「変顔」も光GENJIも原作にはなく、勿論ミュージカル調もファンタスティックでコミカルな部分も「映画」独自のモノだったのですが読了して感じたのは原作のエッセンスを損なわず且つオリジナルティを加味して見事に映像化していたんだなって感じて改めて映画「嫌われ松子の一生」が好きになりました♪

 

それでもこの原作を読むとココは入れ込んで欲しかったなぁ~と思ってしまうくだりもいくつかはあって、例えばソープランド雇われ店長の赤木の「恋心」や松子が慕った彩乃の顛末、服役中の松子の様子も詳しく描写されていて「映画版」に頭の中で新たなエピソードを加える事が出来て良かったです♪美容室あかねのオーナーはなかなか面白いキャラでコレは映像化で誰が演じるのか?を見てみたかったのでそこはちょっと残念あと松子が期待に胸を膨らませ府中で暮らすくだりも読めて良かったですね。

 

洋一が「エス」だったり元校長を射殺し再び服役したりのエピソードは大筋には変化なく気にはなりませんでしたがラストの裁判傍聴シーンは洋一の会心のキッカケになった「神は愛」を笙に、読者に、問いかける形になっていて印象的でした。映画版のラストも良かったですが原作のこれもなかなか捨てがたいと感じました。

 

 

 

 

「嫌われ松子の一生」 オススメ度 ★★★