原作、宮部みゆきで時代劇+怪獣、内田有紀が主演ってのも珍しいなと感じて興味を惹かれました。内田有紀ってデビュー当時は色黒で胸はぺったんこでボーイッシュな出で立ちで需要あるのかな～なんて思っていましたが歳を重ねるごとに女性らしさに拍車がかかってきた感じですね。たまたま映画の撮影風景でこの人を見掛けた事があるんですが生で見ると女優オーラが半端なくてそれ以来お気に入りの女優さんの一人に加えちゃったミーハーなオジサンでしたｗｗｗ
永津野藩では筆頭家老の弾正（平岳大）の圧政により領民は苦しい生活を強いられていた。弾性の妹・朱音（内田有紀）は領内の名賀村に身を寄せ事あるごとに兄の圧政を正そうとするが全く聴き入れてもらえずにいた。そんなある日旅の浪人が傷ついた少年を村に運び込む。意識を回復した少年は怪物に襲われたと語り・・・
怪物のヴィジュアルが蒲田くんだと話題になったようですね～確かに似てるんですけれど自分的には手塚治虫の「どろろ」に登場しそうな物の怪の印象が強くて好印象でした。体に無数についた目も怪物の出自に絡んでいていい感じです。
ただ物語、特に登場人物達の心情は描き足りない印象が強くて、その辺りは長編小説を力技で脚色した感が否めないです。特に終盤で明かされる朱音と弾正の関係が唐突感があり過ぎる感じでしたね～(>_<)
まぁ、でもCGの怪物はいい感じで動き回るし内田有紀は綺麗だしみていて面白かったです。あと意外にも柳沢慎吾がなかなかいいシリアス演技を見せてくれて良かったと思います(#^.^#)
「荒神」 オススメ度 ★★★
