1999年にミニシアター系から人気に火が付いた本作、普通ならオチャレ映画に興味なし!とスルーしていた筈なんですが何故か一度見てます。でもって意外と面白かった覚えもあって久しぶりに観てみようかなと録画しておきました。端役だけどミッキー・ロークやジャン・マイケル・ビンセントが出演していたり、ヒロイン役のクリスティーナ・リッチのムチムチ感が強く印象に残っていた作品です。
刑期を終え出所したビリー(ヴィンセント・ギャロ)は両親を訪ねる事にする。服役していたことを話さず、政府の仕事で遠くへ行っていたことにしていた彼は更に妻も一緒に連れて行くと嘘を重ねてしまう。妻どころかガールフレンドもいないビリーはたまたま近くに居たレイラ(クリスティーナ・リッチ)を捕まえ自分の妻のフリをして両親と合えと脅すのだが・・・
粗暴ですぐキレルるビリーが実はとても臆病者で他人に舐められないために虚勢を張っていることが判ってくる展開は面白いですね。でも両親がとってもぶっ飛んでるから、そんな人間になってしまったと言いたげに描いてましたが同情や共感は出来ませんでした。
それよりもレイラですよね~!彼女はどうしてあんな男を愛してしまったのか?
ダメ男だからこそ惹かれるんでしょうか?男にとってはその女性心理はホントに謎なんですが、本作ではレイラの母性をヒシヒシと感じました。ベッドで距離をとって横たわるビリーや風呂を覗くなとキレるビリーを見ていると馬鹿じゃないの?と思うんですが女性の中にはそんなビリーの仕草に母性をくすぐられちゃう人もいるって事なんでしょうね~(#^.^#)
思いとどまり、グーンにすぐに前言撤回の電話をするちっちゃい奴なんですが、自分を大きな愛で包み込んでくれるレイラの存在に気付いてめでたしめでたしって感じのラスト、ホッコリしました(#^.^#)
「バッファロー'66」 オススメ度 ★★★