危険なプロット | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

「このワールドミステリーがすごい!」って特集でSTARチャンネルで放送されたうちの一本。だいぶ前に録画しておいたのをやっとチェックです。

見始めてまずは「フランス映画か・・・」って事に気付きテンションやや下がり、何故だかフランス映画には偏見がある様でちょっと身構えてしまいましたが見始めてみるとなかなか面白い!この先の展開どーなんの?!って感じて引き込まれました。ミステリーと云うよりはサスペンスでしたけどワクワク出来たので問題なしです(≧∇≦)
監督のフランソワ・オゾンは有名な方らしいのですがウィキペディアで確認してもタイトルさえ知ってる作品がありませんでした(><)
作家を目指すも挫折し現在は国語教師のジェルマン。生徒達に課した週末の出来事の作文を自宅で添削するがどの生徒の作文も呆れて閉口するものばかり、そんな中で一人の生徒・クロードの作文だけは彼の目に留まった。その作文には数学が苦手な友人・ラファに勉強を教えると云う口実で彼の家を訪れラファの家族の様子や会話など見聞きした事が書かれていた。ラファの母親を指す「中産階級の女の香り」と云うフレーズに惹かれたジェルマンはクロードに文才を感じとり作文の続きをどうしても読んでみたい欲求に駆られ・・・
ジェルマンは初めは勿論、教師としての立場からクロードに接し、妻との会話ではクロードの事を異常な子ではないか?くらいの分析さえしますがその立ち位置が徐々に変化していく様が面白い。彼に文才を見出し個人教授まで行うジェルマンがドンドンとクロードが綴る物語の一番の読者になり、クロードと云う作家の編集者にもなっていく。
クロードは頑なに「ラファの家」についてしか書かないと言い張り、続きが読みたいジェルマンはとうとう一線を越えてしまう。
映像的にはクロードの書く文書がどこまでが現実でどこまでが創作か観ている此方には判らない部分やラファの家に現れ「物語」に意見するジェルマンなどが面白いですね。
ただラストだけはどう解釈すれば頭を悩ませます。クロードの目的って結局「共著」だったのかな?どなたかオジサンにもわかり易く解説、お願いいたします<m(__)m>
 
「危険なプロット」 オススメ度 ★★★
 

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