最近ネットニュースでこの作品がTVドラマ化されると知って長い間HDに放置してあったのをチェック。主演のシアーシャ・ローナンって「ラブリーボーン」の女の子だったんですね。13歳でアカデミー助演女優賞にノミネートされたこともある実力派の女優さんらしいですが自分は全く知りませんでした。キャッチコピー「16歳の無垢な美少女、教えられたのは殺しだけ」からは少女版「ニキータ」を連想しましたが・・・
フィンランドの人里離れた森林地帯、父親エリック(エリック・バナ)と二人きりで暮らす少女ハンナ(シアーシャ・ローナン)。日々、エリックから殺人者としての技能を叩き込まれてきたハンナ。「いつでも準備は出来ている」と自信を見せるハンナにエリックは発信機を取り出し「これを作動させれば計画がスタートする」と告げた。長い時間をかけハンナとエリックが準備してきた計画がスタートを切った・・・
う~ん・・・面白いんですけどね、序盤は・・・
計画ってどんな計画?そもそもの発端は?と期待感を煽ってくれるんですが、まぁ想定の範囲内と云うか驚きは無いです((+_+))
殺人者としてのハンナの見せ場が少ないのも物足りない要因の一つかもしれません。
ハンナを追跡するアイザック(トム・ホランダー)っていう敵役が不気味でいい雰囲気を出していたんですが特に見せ場無しの不発だったのも物足りなかったです。ケイト・ブランシェットは嫌な女の敵役をいい感じで演じていましたけれどね。
他の方のレヴューで「TVドラマのパイロットを見せられた感じ」とあったんですがまさにその通りでした。設定は面白いしホントにドラマ向けな物語ですからドラマ化成功のカギはハンナを演じる女の子の魅力とアクションシーンの出来栄え次第と云ったところでしょうかね。
「ハンナ」 オススメ度 ★★