こんばんは。
ジメジメした梅雨に突入し、モデラーにとっては厳しい季節になって参りました(^-^;)
そんな中、本日はプレデター関連のコレクション・アイテムをご紹介したいと思います♪
こちらは「ロズウェル・ジャパン」さんが嘗て座間に在った頃、工房の奥に壁掛けされていたP1ヘッド↓

ご存知の方も多いと思いますが実はこれ、「ブラックハート・エンタープライズ」のエルダー1/1レリーフ・ヘッドに手を加えたRosオリジナルのカスタムヘッドなんです↓

基がそれだとは全く想像出来ないディテールですよね??
かくゆう私も毎回足を運ぶ度、『これ欲しいな~』と指を咥えて眺めておりました(笑)
そしてロズウェルさんには予てよりこのP1カスタム・ヘッドの商品化を切望していたのですが昨年末にこのプロジェクトが本格始動するとの連絡を頂き、遂にこの度リリースされたキットを購入させて頂いたのでした↓

初めてお披露目されたのが2011年2月に開催された冬のワンフェスだったので優に7年越しという待望のリリースということになります(爆)↓

到着後、さっそく下処理から初めました。
先ずは潰れた(初めから無い?)表皮のディテールを修正↓

肉厚の薄い部分についてはパテを盛り成形↓

各パーツのバリ取り及びパーティングライン処理をして離型剤を除去。
続いて塗装に入るのですがここで最初の難関にぶつかることになります(><;)
実はこのキット、見てお分かりの様に裏がぽっかり空いた中空成形である為、先にディスプレイ方法を考えてから塗装に入る必要があるんです(^=^;)
と言いますのも完成してから裏側を加工するという作業にはかなりのリスクが伴います。
もとい、ドレッドを装着する際にはどの道、立て掛けた状態でないと非常に厳しいものが有ります(^^;)
という事でホームセンターで小一時間ほど材料と睨めっこし、この様なマウントを自作↓

こいつを裏側にしっかり固定したらようやくペイントに突入です↓

劇中シーンのプレデターをイメージしながら作業に取り掛かりました↓

下地を白サフで立ち上げ、初めに皮下模様を描き込みます↓

これは皮下から表皮に浮き上がる“シミ”の様な感じに表現したいので上から肌色系の色を一吹き↓

プレデターの血液といえば蛍光グリーンというのが一般的ですが口内にはプロップと同様に赤系の血管を描き込みました↓


ここで下顎を接着固定し繋ぎ目をパテで均します↓

※下顎の牙は下顎と一体成型なので接着前に要ペイントです。
続いて“肝”となる黒斑点を吹いて行く訳ですが「サイドショウ」のP1バストなんかを参考にしようするも、これがまた全くと言っていい程参考になりません(笑)↓

ということでこちらも映画のシーンをキャプチャーしてそれっぽく吹いて行くことにしました↓


上から色を重ねることによりトーンを落として初代P1っぽく調整して行きます↓

私はこの時点で全ての牙を接着してしまいましたが最後に回しても何ら問題はありません↓

だんだんとプレデターっぽくなって来ました↓

続いてドレッドの装着へと参ります↓

Rosに展示されていたカスタムヘッドのドレッドは左右それぞれ一体型のレジンパーツだったのですがこの度、自社制作されたラバー製のドレッドを購入↓

半面レリーフと言っても片側14本、左右合計で28本にも達します(^^;)
また、全部で56個という膨大な数のリングを下処理&塗装するのかと思うとちょっとここで愕然となります(^д^;)↓

そしてドレッド装着がこれまた非常に難儀な仕事でしてバランスを見ながら1本ずつ切って接着して行かなければならないんですよ・・・orz( ̄∀ ̄;)
ほぼ一発勝負みたいな感じなので正直、今回これが一番しんどい作業でしたね(爆)↓

ちなみに全てのドレッドにおいて接着部の強度を増す為、2ミリの真鍮棒を咬ませました↓

尚、個人的にプレデターの生え際フェチなので特にここだけはちょっと拘って接着させて頂きましたよ(*^^*)↓

続いてドレッド・リングですがこの膨大な量をどうにかして一気に、そして少しでも楽に塗れる方法はないか考えました(^^;)
過去の経験から今回はウレタン製のコーナーガード・クッションを試してみることに↓

リングの内径にフィットするクッションを内側に咬ませ、その中心に芯となるポールを通します↓

要は串刺しの要領なんです(^^)
スプレー缶で一気に行けるので30分足らずで全て塗れました↓

※コーナーガード・クッションは1本500円くらいするのですが作業効率を考えたら絶対お薦めですよ♪
後はスミイレして完了と成ります↓

ということでさっそくですが完成したものをご紹介させて頂きたいと思います(^∇^)/
「ブラックハート・エンタープライズ」製エルダー1/1レリーフ・ヘッドを「ロズウェル・ジャパン」さんが初代プレデターをモチーフに大々的に改修したRosオリジナルのカスタムヘッドになります↓



※取り敢えず制作の為に使っていたベースを黒に塗り撮影。
下中央の牙2本についてはプロップ・ヘッドと同様に若干長くカスタムしました↓

正面から↓

眼球はRosカスタム義眼仕様↓

斜め上から↓

表面を厚くトップコートすることによりプレデターっぽさが増しますね↓

そしてスチール写真でも確認出来るこの夥しい数の太い産毛↓

キットのオプションとして50本セットを購入したのですがなんと本体に開いていた穴が85個という大誤算・・・っ!?( ̄Д ̄;))))


しかし幸いなことに以前、カスタム様に購入しておいた物が手元にあったのでそちらを代用することで足りない分を補えました(^=^;)↓

根気の要ったドレッド↓

リングについてもバランス良く配置しましたよ↓

また首元が寂しかったので急遽ボーンネックレスを自作してあしらいました↓

もちろんディスプレイはウォール・マウントですよ↓

実はドレッドやアクセサリーを含め、総重量たったの2キロなんです(爆)
これはアンカーでも咬ませれば十分安心な重量なんですよ♪
そして今回もプレートはヘアライン・シルバーで制作しましたが文字色を赤にしてインパクトを持たせました↓

制作に取り掛かったのが6月に入って直ぐの事だったので完成まで約3週間ほど要してしまいましたがなんとか完成させることが出来ました(*^.^*)
ただ実際に制作してみて思った私の個人的な感想ですが自分の様なアマチュアモデラーにはちと難易度の高いキットだったと感じましたね・・・(^^;)
実際、今思えばもっとここをもっとこうしたら良かった、ああしたら良かったという部分が多々ありまして今回完成した(させた)満足度は80%程度だったりします(><;)
まぁ、色々と書きましたがこうしてこの度、新たにハイエンドなプレクションがギャラリーにお仲間入りしたのでした↓

これは壁掛けしてこそ惹き立つアイテムですのでご購入をお考えの方は是非、ウォール・マウント・ディスプレイをお薦め致します(^∀^)/

※このキットについて、もし気になった方が居りましたら残り僅かですがまだ購入可能らしいので「ロズウェル・ジャパン」さんにお問い合わせください↓