1986年のアメリカ映画「THE FLY(ザ・フライ)」のクライマックスで登場したブランドルフライが完成しました。
今回は制作の様子を交えながら紹介させて頂きますね!
先ずは全体から↓



先ず目元なんですがキットはこの状態↓

なんだかちょっと違和感を感じたので映画を再確認してみるとその原因が判明・・・。
こちらは誕生して直ぐのシーンなのですが瞼(まぶた)があるのが分かりますよね??↓

初め、この生まれたての眠そうな表情にしようかと考えたのですが個人的にこちらのシーンの目元に胸キュンだったのでこんな感じにすることにしました(*^ω^*)↓

パテで瞼を造形して愛らしい表情を再現↓

自分好みのブランドルフライちゃんにしましたよ(笑)
続いて台座制作の様子になります。
今回はこちらのシーンを参考にしました↓

木目を合わせたくなかったので厚さ2.0ミリのベニヤ板を切り出し、床を貼ることに・・・↓

ブラシとオイルステンで自然な雰囲気を再現↓

次に適当なプラパイプを見付けて半分に切削↓

これにサフを吹いてテレポッドの配線カバーの完成↓

上物を固定してからディテールアップしていきました↓

床に落ちた皮膚はラテックスで再現↓

その他、海外から取り寄せた際に梱包材として入っていた広告が面白かったのでそちらも縮小コピーして流用することにしました(^Д^)/
この広告、釣り具の隣に普通に銃のセール品が掲載されてるんですよ(爆)↓

週末になると「ダーリン、前言ってたライフルが本日限り半額だって~!!!ちょっと見に行こうよ~♪」なんて会話をしてるのでしょうか??
まさにカルチャーショック・・・。日本ではまず考えられない光景ですねぇ~( ̄∀ ̄;)
話が逸れましたがそんな感じで完成した台座がこちら↓

今回は特に“生活感”を意識した台座にしました。
またブランドルフライも劇中シーンを観ると身体のあちこちに産毛が生えているのが確認出来ると思います↓

よってそちらも見よう見真似で再現してみましたよ(^ε^))))
見易い様に白バックでどうぞ↓

背中に生えた長い産毛も針金で再現↓

劇中に長く伸びる右手の爪↓

左腕↓

横から↓


また身体全体にラテックスを塗り、ズル剥けになった表皮も制作↓


今にも腐敗臭が漂って来そうな雰囲気を演出↓

最後にネームプレートですがアクリル板で制作し、今回は台座に固定せずフリーにしました↓

置くとこんな感じになります↓

ちなみにネームプレートに何か付いてるの気付きました??
何か分かるかな~??(^ω^))))
分かんないだろ~な~??( ̄∀ ̄))))
「お~い、ボクはここだよ~♪」

はい、タイトルに欠かせない蝿(ハエ)もフルスクラッチしました(笑)
初めは1/6スケールで作ろうと試みるもあまりの小ささに途中断念・・・(++;)
どう頑張ってもせいぜい1/3スケールが限界でした・・・( ̄= ̄;)
胴体はエポパテ、脚はニクロム線(0.3ミリ)、両目は瞬着、羽はプラ板で制作↓

しかし想像してみてください・・・。
夜な夜なiPadで蝿の画像を検索し制作している三十路半ばのおっさんを・・・( ̄∀ ̄;)
流石に自分でも恐ろしくなりました・・・(=.=;))))
ということで今回は私なりの解釈も交えて制作しました(^▽^)v
以上を以て「THE FLY(ザ・フライ)」ブランドルフライの完成なり~(^∀^)/


当時受けた衝撃をこうして形にし、その映画を流しながらお酒片手に作品を眺める!!!
私にとって最高の贅沢です((((^З^))))