東京ハイダウェイ 【古内 一絵】

<読んだきっかけ>
ん~~好きな作家さんなのかな?
何となく読みたくなった。新刊。

<あらすじ>
東京で働く人々。
それぞれに抱えている問題があり・・・

不眠症で同期の男とソリの合わない男性。
子育てと仕事の両立で苦しむワーママ
先輩に苛められる高校生
結婚や恋愛に興味の無い女性
流されるままに仕事をしてきた男性
男性不信に陥ってる女性

それぞれが、水族館・プラネタリウム・美術館
など「隠れ家」がある。

<感想>
連作短編集。
みな、それぞれに抱えてる悩みや問題があって、
でもそんな中でも生きている。
なんだけど、、、なんか根本的に解決してないのもあった気がする。
見た目も良く喋りも上手く、世渡り上手の直人。
最後の方で「いつも被害者の女」と揉めるんだけど・・・
これって解決したの?(笑)
この戦いを見たかったなぁ~~~
直人みたいな男を敵に回しちゃった場合、どーすれば良いのか?
「いつも被害者」の女の加害者になってしまった場合、どーすれば良いのか?
を教えて欲しかった。
ま、この二人は主人公では無いので仕方ないのかな~~~。

主軸である「隠れ家」
本書に登場する、プラネタリウム・美術館など、
実際にあるものだと思う。
プラネタリウムでも美術館でも何でも良いけど、
こーいう「隠れ家」的な存在って良いよね。

 

お気に入り度

★★★☆☆