水車小屋のネネ 【津村 記久子】

<読んだきっかけ>
昨年の本屋大賞ノミネートでしたっけ??
読むつもりは無かったんだけど、
ブロ友さんたちの感想を読んでる、読みたくなってしまった本

<あらすじ>
身勝手な親から逃れ、生きていくことを決めた理佐・18歳。
妹の律・8歳も連れていくことに・・・
お蕎麦屋さんで仕事をしながら、ヨウムのネネのお世話をする仕事になった。

<ネタバレ&感想>
姉妹の40年間。です
理佐・18歳。律・8歳からの40年間。
はい!とっても長いです。
本も分厚い!!読む前に心が折れました。
でも、ずいぶん待ったんだし!と、なんとか持ち直して・・・
ちなみに・・・485ページです(笑)

1981年からの40年間。
(ちなみに、律と私は同じ年です^^)
2章目は、1991年、理佐・28歳。律・18歳。
と言った感じに、10年ごとに描かれてます。
出会いもあれば、別れもあり・・・

お蕎麦屋さんのご好意で、安く借りられたアパート。
冷蔵庫も無い生活からのスタート。
ん・・・これは、凄い!
姉・理佐は、必死だったんだろうなぁ~~~
地域の人に支えられ・・・って話なのかな。
甘やかされるのでは無く、厳しくもある。
少しずつ、地元に溶け込んで~~~といった感じ。

だが、成長するにつれ、やがては自分が支える側に・・・
でした。

少し前に読んだ津村さんの「この世にたやすい仕事はない」
の町と近くなのかな?と感じた。
空気感が似てる。
この二つは隣同士なのかな~~~と思うのであった。

ヨウムのネネが、賢い!!
ネネと姉妹の関係性も好きでした。
ヨウムの寿命は50年くらいだと・・・
う~ん、私はもう飼えないんだなぁ。
あ、その前にウチには猫がいるからダメか^^;

長くて読むのにも時間がかかったけど、
読んで良かったって思えた本です。

お気に入り度
★★★☆☆