暗い引力 【岩井 圭也】

<読んだきっかけ>
クラクションさんの紹介。

<あらすじ>
短編集。
妻に先立たれ養子の息子と向き合う老人。
仕事が忙しい妻を支える気弱な夫。
地方の美術館でくすぶり続ける学芸員。
ひとつの噓から、転がりだす悪意の連鎖。
最後に残ったのは絶望か、それとも…。

(図書館のHPより借用)

<ネタバレ&感想>
ふふふ・・・毒っけがあるなぁ~~~。

私が好きだったのは
「僕はエスパーじゃない」
仕事が忙しい妻を支える気弱な夫。
これは、面白かった。ん、でもこーいう男 魅力的じゃないよね~~~
全部が言いなりって・・・(笑)
ちょうど言い感じに終わってた。さぁどうなる?

って、ある意味 読者に任せた終わり方。好き

「極楽」
パチンコでの借金が嵩み、どーにもならなくなってしまった高齢女性。
自宅から遠い地まで行って、認知症のふりをし施設でお世話になることにした。
ん、これ面白かった。
認知症のふりをしているバアさん、どうなるんだろう?どうするんだろう?
と、興味津々で読んだ。
面白かった。

あとは・・・普通だったかな。

 

お気に入り度

★★★☆☆