そして誰かがいなくなる 【下村 敦史】

<読んだきっかけ>
好きな作家さんなんだけど、タイトルからしてアガサのパクリ?と思い、読むのを躊躇してた本。
たぶん、クラクションさんが推してた本。(違うかも)
なので読むことにした。

<あらすじ>
人気作家・御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。
招待されたのは、作家・編集者・文芸評論家・名探偵。など
皆が集まったところで、御津島が
「今夜、あるベストセラー作品が盗作であることを公表しようと思う」
と言いだし・・・

<ネタバレ&感想>
この本よこの本。
3日で20ページくらいしか読めず、挫折ようかと思った本。
でも、一度落ち着いて・・・
最初から読む事にしたら、面白い!!
そもそも20ページじゃ、登場人物全員揃ってないし!(笑)

大雪の山ん中。
豪邸の窓やドアには、開けると警報音が鳴り響くようになっていて・・・
招待客たちは、スマホも取り上げられていて・・・
と、いわゆるクローズドサークル。という状態

そこで、豪邸の主の御津島の悲鳴が・・・
しかし、御津島の姿は見つからず。
閉ざされた空間のどこに行ってしまったのか?
隠し部屋があるのか??
犯人は???
と、謎が多い。(ワクワクする)

最初に間取り図があったり、途中途中で豪邸内の写真もあるので、
内部を想像しやすかった。

だが、、、この豪邸。
主寝室の他にゲストルームが1つあるだけで、
招待客全員が休める部屋が無いのが可哀想だった。
ん、せめて寝る個室は欲しいよなぁ~~~と。
(そーいう感想で無い?)

それぞれの思惑が、いろいろ考えてるのね~と感心した。
で、最後の謎解きね。
ん~~~伏線は濃かった気もする。
全部は気付かなかったけど、な~んか怪しい(笑)

最後にQRコードがあって、そこからこの本のHPにいける。
本では、白黒だった写真がHPではカラーで豪邸の写真が見れる。
ので、それが良かったです^^
で、これって下村さんの邸宅??
作家ってのは、儲かる商売なんだなぁ~と思った。

 

落ち着いてじっくり読んだら楽しかった本でした。

けど、残らないかも^^;

 

お気に入り度

★★★☆☆