鳥人王 【額賀 澪】

<読んだきっかけ>
この本の存在は知ってたんだけど、なんか読む気になれなかった本。
でも、wakabaさんが推していたから。
wakabaさんが強く推していた本がハズレだったことが無いので^^

<あらすじ>
テレビ番組の企画で、棒高跳びに挑戦することになった、売れてないお笑い芸人・御子柴。
その企画を通じて出会ったパリ五輪出場が目標の、棒高跳びの選手・犬飼 大学生。
二人は、それぞれ目標があり、跳躍をする・・・

<少しだけ内容に触れます&感想>
いや・・・泣きそうだ。
なんだこれ~~~読み終えたくなかった!

御子柴が目標にしていた大会の前で一度本を置いた。
だって読み終えたら、終っちゃう。
いつまでも、この二人の棒高跳びを見ていたかった。
でも、読み終えないとね・・・ラストの数ページは、かみ締めるように読みました。
私は大好きな本!
やっぱwakabaさんが高評価の本って間違いないよね~~~

少し内容に触れます。

お笑い芸人・御子柴は、
高校時代からの友人・富永とパセリパーティというコンビでやってきた。
が、全く売れず・・・
元々運動が得意だった御子柴は、お笑い芸人がアスリートに挑戦したり、
マイナー競技にチャレンジするテレビ番組・アスチャレにレギュラー出演していた。
アスチャレの企画で棒高跳びに挑戦。というのオファーがあった。

一方。大学生の犬飼。
爽やかなイケメン。生い立ちなどマスコミが勝手に美談にしていた。
だが、御子柴にだけ見せる素顔。
二人はそれぞれの目標に向かって跳躍する。
日本の棒高跳びの事情なども丁寧に描かれていた。
知らなかったことも多いので、感心した。
のと、マイナー競技って・・・大変なのね。と

夢に向かって挑戦する人もいれば、諦める人もいた。
こーいうところの描き方が、良いのよね~~~
好きな事と得意な事が違うって切ないよなぁ
でも、世の中のほとんどの人がそうなんだろうなぁ
しかも若い頃は、好きな事を追いがち。
人生って上手く行かないよなぁ

うん。うん。うん・・・この本、好きだ。
泣きそうになるくらい好きだ。

この本を推してくれたwakabaさんに感謝♪

 

お気に入り度

★★★★☆