ペンギンは空を見上げる 【八重野 統摩】

<読んだきっかけ>
「同じ星の下に」を読んで、何となく気になった作家さん。
「同じ~」を読んだブロガーさんたちが、

こっち(本書)の方が良かったというので、気になってた。
図書館に無かったので、リクエストしたら他所の図書館から借りてくれた^^
図書館のスタッフさんありがと~~~♪

<あらすじ>
将来はロケット開発のエンジニアになりたい、小6の佐倉ハルくん。
今は、風船に小型カメラを付け飛ばして、宇宙撮影をしようとしている。
出来るだけ大人の力を借りず、自分だけの力で!
しかし、意地っ張りな性格のため、学校でも家でも孤立してしまい・・・
ある日、アメリカからハーフの女の子・鳴沢イリスが転校してくる。

<感想>
ん、複数のブロガーさんが「本書、好きだ」と言う理由が分かった。
うん、私も好き。

風船にヘリウムガスを入れて飛ばし、宇宙空間を撮影したい。というハルくん
ネットで調べれば、方法はすぐに分かるだろうけど、それはしたくない。
出来るだけ自分の力で、やりたい。という
ハルくん、良いな~~~
しかし、意地っ張りなハルくんは、学校でも浮いた存在だし、
家に帰っても、両親とギクシャクしている。
う~~~寂しいの~~~。

ハルくんとハルを慕う三好くんとイリスの3人がなんか良いのよね。
子供なんだけど、いろいろ悩んだり、自分の出来る範囲で精一杯やってるのよね。
これは続編が読みたいな~~~。3人は、どんな大人になるんだろう?

 

どんなに願っても叶わない夢か・・・

それを子供の時に知ってしまうのは、、、絶望だったんだろうなぁ

ラストで分かるのだが、ハルくんはある事情を抱えていて、、、
って、これは分かるやろ(笑)違和感ありすぎる^^;

 

お気に入り度

★★★★☆