ルミネッセンス 【窪 美澄】

<読んだきっかけ>
少し前にhitoさんが紹介していて・・・
「あれ?窪さん、好きだから読んでるはずなのに、

   思い出せない・・・もしかして読んでない?」
と思い、自分のブログを検索しても出て来ず。
自分のメモを見たら昨年8月に読んでいた!なのに、全く記憶が無い。
どーいうこと??って気になったので読んだ。
再読本です。

<あらすじ>
連作短編集。
都心まで電車で40分、神奈川のはずれにある団地。

トワイライトゾーン
母親の介護のために毎週末、団地に通う女子校の数学教師。
息抜きに訪れたバーでヒカルという少年と出会い・・・

蛍光
泣き父の文房具屋の片付けをしていた時、
少年がお店にやってきて・・・

ルミネッセンス
同窓会で再会した男女。
時々2人だけで会うようになり、肉体関係は無いのだが、妻には言えずにいて・・・
やがて、家族にバレ会うのを止めることにしたのだが。

宵闇
顔に傷のある女の子。学校でいじめられていた。
ある日、祖父が反撃し・・・

冥色
モテ男。何でか分からないけどモテる男性。
都心から離れ、団地にやってきた。
そこでパン屋の女性店主と恋をするのだが・・・

<感想>
毒を欲してた私。
窪さんだから多分毒よね?と思い読んだら・・・ビンゴ♪

2ページくらい読んで、あ、、、読んでるかも!(読んでるよ!)
5ページくらい読んで、あそうそう!!と思い出してきた。
1話目を読み終え、
あ~そうそう 感想にするのが難しかったからブログに書かなかったんだ。
と思い出した~~~^^

本書は、寂れた団地が舞台です。
登場人物が重なってる話もあれば、あんまり重なってない?話もあり、
短編の5編。ということもあり、感想が書きにくかったのです。
うんうん、、、分かるよ、感想、書きにく~~~い(笑)

なんだろね・・・
ダークな側面というのか、闇というのか。
危ういところで生きていた人が、ちょっとしたきっかけで堕ちてしまう。話なのかな

ははは^^; 毒を欲してたのでビンゴ♪だったけど、
人に おススメ出来る本では無い(笑)

ま、感想を書きますかね・・・
最初の母親の介護のために週末になると団地に来る男性。
ん・・・どこから、狂ってしまったんだろう?
どこの何がいけなかったんだろう??

2話目の文具店の話。
過去の話と絡んでるのだが、
1話目も2話目も慈悲の心が招いたことなのかな。
恵まれない人へ、施しを与えたつもりだが、受け取った側の気持ちは?
といった感じなのかな。

3話目のは不倫になるのか??
同窓会で再会した初恋の女性と、月に一度くらいのペースで会うようになった。
会っても、ただ車の中で女性の作ってきたお弁当を食べながらお話をするだけ。
それが唯一の心の安らぎ。
しかし、それが子供にバレてしまい・・・
ん、自分の夫がこれをやってたらイヤだなぁ~~~
ラストが何とも言えず。

4話目のイジメられている女の子。
いつもはボケーとしている祖父が撃退してくれた。
って、ん!これはスカッとした。
何だかよく分かんない祖父だったが、最後の最後まで・・・執念?(笑)

最後のモテ男の話。
この男なんじゃ?
あ、そうそう。このオチね、、、ビックリしたよ。

 

ブログって、ネタバレ出来ないから感想を書くのが難しいよね~~~。

あと、短編集の場合。感想をまとめるのも難しい。

本書のように連作だと、まだ少し書けるんだけどね^^

 

いや~~~本書は「闇」でした!

って、そんな簡単なまとめ?(笑)

お気に入り度
★★★☆☆