<読んだきっかけ>
図書館の新着案内にあった。
面白そうだから、借りてみた。
 
 
<あらすじ>
文具店に勤める・奈穂。
2年前に別れた彼氏を忘れられず・・・
 
ある日、ふらりと立ち寄ったバー。
そこには、常連の客もいて・・・
 
 
<ネタバレ&感想>
初めて読む作家さん。
なので、ワクワク&ドキドキしながら読んだ。
 
う~む・・・
なんだか、文章が「説明文」っぽいなぁ^^; 
普通に読めるんだけど、なんか味気なかった。
 
でも、内容は良いと思った。
元彼を忘れられない女・奈穂。
ある日、バーで「先生」と呼ばれている常連客と飲む。
で、その「先生」曰く・・・
(私なりに要約して、書きますが・・・)
その人の正体を知るには「ある質問」をすると良い。
その質問とは
「自分の人生の中で、一番幸せを感じた瞬間は?」という質問。
その時の、相手の表情とかも重要。
相手に人生の発掘作業をさせるワケだから、答えを急かしてもダメ。
この質問に正解などは無い。
大事なのは、相手の答えを聞いて自分がどう感じるか。
相手だけじゃなく、自分の価値観も試されることとなる・・・
 
なるほどなぁ~~~と思った。
確かに相手を知るには一番良い質問だわぁ・・・
 
で、本書のラストも良かった。
 
人は、自分にとって最高の瞬間を更新するために生きているのかもしれない。
人には、それぞれ最高の瞬間があって、その日の記憶を明かりや杖として、困難な人生を生き抜くのかもしれない
うん、なんか素敵な言葉だ^^
 
本書では、数人の「人生の最高の瞬間」が登場するんだけど、
その話の中に「人生最低の瞬間」もあるような感じがした。
「最高の瞬間」と「最低の瞬間」は、ペアになってるのかな?
 
私にとっての「人生最高の瞬間」。
内緒です(笑)
 
お気に入り度
★★★☆☆