ぞくぞく(恐怖・寒さで)vsおとぼけ... 「千の顔」キム・ナムギル | くまのブログ

くまのブログ

ギルの話す言葉を知りたい…そんなブログです。

 

ぞくぞく(恐怖・寒さで)vsおとぼけ... 「千の顔」キム・ナムギル

http://www.asiatoday.co.kr/view.php?key=20170920001911403

* アジアトゥデイ ベ・ジョンフイ記者qazwsx6789@asiatoday.co.kr 様による記事です。

 

 

俳優キム・ナムギルが映画「殺人者の記憶法(監督ウォン・シニョン)とtvN土日ドラマ「名不虚伝」(脚本キム・ウンヒ、演出ホン・ジョンチャン)で両輪が興行している。二つの作品で全く相反する魅力を見せているキム・ナムギルは演技好評はもちろん興行成績まで二匹のウサギをぐっとつかんだ状態。 

 

キム・ナムギルは「殺人者の記憶法」と「名不虚伝」で、同じ人とは信じられないほど、別の人になってしまう。「名不虚伝」では許浚(ホ・ジュン)と同時代人の許任(ホ・イム)役を演じ、400年を超えて2017年ソウルにタイムスリップし医術をくり広げているが、彼のコミカルでとぼけた演技が逸品だ。 

 

先に映画「海賊:海に行った山賊」でコミック演技に挑戦したが、これはお試しに過ぎなかった。劇序盤朝鮮からソウルにタイムスリップした後、新しい文物を受け入れたとき、彼はびっくり仰天するように驚くが、続いて子どものように不思議に思っている姿は、大きな笑いを抱かせた。涼しいエアコンの風になんとも幸せな表情をして、回転ドアとエスカレーターに驚く子どものように楽しくしながらもエレベーターに閉じ込められてもがく姿などが見る者をして腹を抱えさせた。 

 

しかし、彼に軽い姿だけがあるわけではない。鍼を握った時、朝鮮第一の医術家 許任(ホ・イム)のカリスマが感じられ、キム・アジュンを見つめる時はロマンス職人の眼差しが発散され、立体的な魅力を誇っている。

 

一方、「殺人者の記憶法」でキム・ナムギルは殺人犯と疑われるテジュ役を演じ全く違う姿を見せている。 

 

劇中のアルツハイマー病にかかった引退した連続殺人犯ビョンス(ソル・ギョング)の殺人習慣を目覚めさせる謎の男に扮し、ビョンスの疑いのままに彼が連鎖殺人魔か、あるいはビョンスの妄想か、気がかりを増幅させる人物を演じた。 

 

彼は善良な笑顔とひやりとする冷たい目つきを行き来し観客を混乱に陥れるが、キャラクターとの手がかりをすべてむき出しでも隠すでもない微妙な境界でサスペンスを引き出す彼の緻密な演技のおかげであった。

 

単純なサイコパスやソシオパスではなく、化粧していないジョーカーを連想させるキャラクターを作るために、様々な感情を込めようとしつつ、笑っても笑っていないようなキャラクターのぞっとする感じのために、なんと14kgを太らせた。

 

キム・ナムギルは今年で演技14年目だが、毎作品新しい顔で転換点を書きつけている。2003年MBC 31期公開採用タレント出身のキム・ナムギルは2009年MBC「善徳女王」で一歩遅れて注目を浴びた。以後、2010年SBS「悪い男」で主人公を自分のものにして悪い男症候群に立ちもした。 

 

そんな暗くダークなイメージの中心にいた彼は、これを一度ひっくり返すのだが、除隊後 映画「海賊:海行った山賊」(2014年)により「韓国のジャックスパロウ」という別称を得てコミカルな演技も可能な俳優という評価を受けることになった。この映画で860万人の観客を集めて興行力まで備えた。 

 

以来、彼は「無頼漢」(2015年)でカンヌ国際映画祭を訪れ、「パンドラ」(2016年)「ワンデイ」(2017年)など、作品のサイズやジャンルを問わず、様々なキャラクターで人生作を書きつけてきた。 

 

こうしたしっかりとしたフィルモグラフィーを残すことができたのは、決して偶然ではない。自分の名声に安住せず力量を発展させ、絶えず悩んで努力してきた結果だ。 

 

これに力づけられ「殺人者の記憶法」は劇場オフシーズンにも200万人の観客を突破し口コミ興行と公開14日目ボックスオフィス1位を逃しておらず、「名不虚伝」も回を重ねるほど、視聴率上昇の勢いを継続している。

 

ひたすら演技一筋を歩き、毎作品人生キャラクターを更新してきたキム・ナムギル。決して偶然で得られたものでないことに、彼の将来をより拍手して見守ることができるようになった。

 

 

 

 

ファンとしてこの上なく嬉しくありがたいものですので、ご紹介させていただきました。

アジアトゥデイ ベ・ジョンフイ記者qazwsx6789@asiatoday.co.kr 様、

本当にありがとうございます。