前回の星の明るさについて・半半半.....を足す話の補足 | 久万高原天体観測館の星と自然日記

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前回の星の明るさの話は難しかったかもしれませんね。

一番疑問に思われたのは半半半....の足し算かも?

わかりやすいように補足してみましょう。

 

半半半....の足し算は

1/2 +1/4+1/8+1/16+1/32+..........

すなわち

0.5+0.25+0.125+0.06+0.03+........

です。

 

言い換えると

半分+半分の半分+半分の半分の半分+........ です。(漢字にすると目がチカチカしそう)

 

 

図形を考えます。

縦1、横1の正方形の面積は 「縦1×横1=面積1」 です。

 

この面積1の折り紙を半分に折り続けます。

赤の面積は半分(0.5)

青は残った面積のさらに半分(0.25)

黄色はさらに残った面積の半分(0.125)

緑はさらに残った面積の半分(0.06)

 ・

 ・

 ・

ずっと続けます。

 

すると白い部分が無くなり、色で埋め尽くされてしまいます!

 

面積をすべて足し合わせると、不思議なことに面積1になります。

 

このように半半半の足し算は全て足すと「1」です。

必要な面積は足す、不要な面積は足さないとすれば「1までの数字ができる」のです。

 

0.5 + 0.06 とか

 

0.25 + 0.125 + 0.06 とか (どの色の面積かおわかりですね)

 

折り紙の面積の組み合わせで小数点以下の数字ができあがります。