最近、皆さんのブログやFacebookで話題になっているのが8月11日の「スーパームーン」です。
簡単に解釈すれば「地球の中心と月の中心が最も接近するタイミングで満月が見える」としましょう。
使っているソフトにGuide9があります。これで月の距離の変化を時間ごとに調べます。
理論値では2014年8月11日の午前2時44分が月の中心が地球の中心に接近します。
このとき地球の中心-月の中心間は356900Kmです。
「松山から見た」月の距離をグラフにしました。
1時間おきに距離を求めてプロットしたものです。
月が一番近づくのは8月11日のちょうど真夜中、午前0時頃であることが分かります。
(正確には松山市が月に接近する時刻になります。地球の自転によるものです)
逆に月が遠い時刻は、グラフから10日午前11時頃が一番離れています。
その差はおよそ364,000Km-352,000Km=12,000Kmです。
1日の差が12,000Kmです。
これに合う数字があります。「地球の直径」です。
要するに松山市から見ると、地球の自転のため1日に12,000Kmも違いがあります。
したがって月が最も近づく8月11日午前2時44分に一番大きいのではなく、
松山市が自転してちょうど月に向く(接近する)午前0時が一番大きいというわけです。
スーパームーンは午前0時が一番大きいです。
月の出(図で18:00頃)と比べると、ほぼ地球半径ほど月の出の時刻の月は遠いのです。
大きなスーパームーンを見るには午前0時となります。
P.S.
最近話題になっているので調べて気付きました。