5月29日の観望会 | 久万高原天体観測館の星と自然日記

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5月29日はお昼は快晴でした。夜は薄雲がかかりましたが、星は充分に見えました。
晴れた日は問い合わせがあるのですが、この日はほとんどありませんでした。

Fが考えたのは「声かけ作戦」です。お昼に来館された皆様に声をかけさせていただきました。
皆様、夜の観測会は考えてみますとのこと。夜まで時間があるから仕方がないです。
しかし2組の方が観望会に参加下さいました。

この日はNさんを担当させていただきました。
まずはお昼に説明したホウの花を見ました。
お昼は全く咲いていなかったのですが、夕方から咲き始め満開となりました。

懐中電灯で照らすと白い花がたくさんあります。
ウワサには聞いていたのですが、木のそばでホウの香りがしました。貴重な体験です(Fも初めての体験)。
表現することができない良い香りです。明日の夜の皆様もお楽しみください。

Nさんご夫婦には木星・火星・土星・M13・アルクツルス・スピカ・ベカ・アンタレスを見ていただきました。
Nさんの貸し切り状態でしたので土星を色々な方法で観ていただきました。
60cmで観測。
天頂プリズムをはずし、接眼部の内部をドーム内の温度に慣らして観測。
最後は20cmの穴が空いたフタをして観測(60cmを20cmにする)。
倍率を変えて観測。
土星をいろいろ調理しました。

良く観えたのは20cmの約200倍です。明るすぎずA,B環が見えます。
いろいろ解説しながら観ました。Nさんは良く観えるようになった土星にびっくりされたようです。

Nさんが言いました。
学芸員さんはマジシャンですね!
カードマジックはできませんが、星のマジックはできたようです。

ふとNさんにどちらからいらっしゃったのか尋ねました。
札幌市でした。こちらがびっくり。帰省中とのことです。
北海道の話で盛り上がり、classicビール、まっすぐな道、シャケのシャンシャン焼き(名前を忘れた)、朝までススキノが賑わってる(同級生のE君が驚いていた)話などなどです。

そこで紹介したのが日本一しばれる天文台、陸別天文台でした。
すっかり調子に乗っていたFは忘れていました。
名寄市きたすばる天文台です。ゴメン、台長のSさん。

次もお越しいただけるようです。
Nさんが言いました。
声をかけてくれて良かったです。次もFさんを指名します!
ありがとうございました。

Nさんは大喜びです。北海道でも天文台で星を観て下さい。



これがホウの花です。日本一大きい花です。30日に撮影

お詫びと訂正
NikonOyajiさんから情報をいただきました。お詫びして訂正します。
 日本一大きい花を着けるのは、同じホオノキ科の
 木本で「タイサンボク」という種類です。
 花も非常に似ているため、誤認されることも多い
 ですが、ホオノキよりも葉の香が薄いので、朴葉
 味噌のように伝統食い使われることは少ないよう
 です。

ホウ



観望会が終わった後にパソコンとビデオカメラで土星の撮影です。残念ながら曇りました

ビデオ

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