12月10日の皆既月食はたくさんの方々が見えたようですね。
久万高原天体観測館でも観望会をしたのですが、突然の雪に見舞われました。
ドームは開けられないし、雲で月も見えない状態です。
雪が容赦なく降り続けます。
望遠鏡も6cm屈折を出して、月が見えた瞬間に見るという強硬策に打って出ました。
(望遠鏡に雪が降り注ぐ)
見えないときは望遠鏡は屋根の下で待機です。
私たちも雪中観望会は初めてです。(雨中観望会はたまにありますが)
雪がひどいのでFは移動することを決断しました。
車で10分の所です。すると雪は止み、雲の隙間が少し見えます。ちょっと期待しました。
しかしまた雪が。しばらくすると雪も小降りになり月が出てきてるではないですか。
雪が降ってますが、手持ちによる望遠レンズで撮影しました。もうかなり欠けた月です。
撮影するとまた雪が強くなりました。一時退避して月が出るのを待ちました。
また運良く小降りになり月が出てきました。かなり欠けています。
あと少しで皆既になります。しかしまた雪の洗礼が。退避ーい。
時間ができたのでネット中継を見ながら、外の様子をうかがっていました。
ネットを見ながら晴れているところがうらやましい思いです。
あきらめていましたが外を確認すると雪がやんでいます。
少し待つと皆既中の月が出てくれました。
苦労した甲斐がありました。皆既月食を見ることができました。
本当は望遠鏡で撮影するのが良いのですが、今回はそれは無理でした。
写真も撮れたことですし、雪に悩まされた月食として記憶に残るでしょう。
総括すると「疲れたー」という月食でした。