プロバイオティクスとは、アンチバイオティクスの反対語にあたる言葉である。
バイオ(bio)は「生物、菌」という意味で、アンチ(anti-)は「対、逆」という意味である。
つまりプロバイオティクスを簡潔に言うと

「細菌ウイルスなどとの共生」という意味であると捉えていただきたい。
今回は、人間と細菌ウイルスとの不思議な関係をお話したい。

人間は多くの知能を得てしまったばかりについ忘れがちであるが、我々も他の生物と同じ大自然の一部である。
そして、常にあらゆる生物と共生をしている。このコンセプトは東洋思想の原点であり、私の目指す医療の根幹でもある。
東洋医学的には「全ての病気の根本原因は於 血(おけつ=汚れた血)である」という
体は、於血を浄化しようと様々な反応を起こす。
一番手っ取り早く汚れを外に排出しようとする機構が「発疹」である。あらゆる発疹系はデトックス(排毒)の現れなのだ。
発疹でデトックスしきれない場合は今度は「炎症」という形で現われてくる。
炎症に伴い、発熱、食欲不振を引き起こし、

熱による毒素の燃焼、
血液の汚れを作る最大要因の食べ過ぎをストップさせる。
私達の体は、炎症を起こすのにバイ菌の力をお借りする。ここが今回最高に伝えたい、プロバイオティクスの理論だ。

いままで西洋医学では、バイ菌はたたくもの、故に抗生物質などを開発してきたが、本来バイ菌の役割は地球上の老廃物を分解して、元に戻す働きを持った救世主(?)ともいえる。

彼らの力を借りて我々は元の姿に戻ろうとする。
感謝せずにはいられないでしょう?(笑)


これこそ共生の原理、

大魚の体の苔を食べる小さなエビ

ワニの歯垢をついばむ鳥

イソギンチャクと仲良しのクマノミ

これが理解できて、人間と菌との不思議な関係が理解できないわけがない
絶妙なコンビネーションで自然界は成り立っているのだ
すると、発疹や炎症を、そして細菌の扱い(異常なまでの抗菌ブーム)、いま流行りのウイルス感染症も違った角度から見れるようになるのではないか…

そう私は考える