いしかわ伝統工芸フェア2023に行ってきました。
工芸体験教室を申し込んでいたのですよ♥
本当は輪島塗沈金や加賀蒔絵がしたかったのですが、気がついた時は満席で😅
申し込めた加賀友禅型染と加賀縫体験に行ってきました。
教室に入って気がついたのですが、輪島塗沈金や蒔絵は老若男女の受講生だったのですが、友禅や加賀縫は私達世代の女性の受講生ばかりでした。なるほど〜、そこのところ(母集団的なもの)がすぐ満席になったかどうかだったのですね〜。
まず午前中は加賀友禅型染。
5種類の図柄の巾着から好きなのを選びます。
右上の絵の具は加賀五彩と呼ばれる5色です。臙脂・藍・黄土・草・古代紫。本来は染料を使いますが、染料は後から蒸さないと色素が繊維に入って定着しないため、1時間限定の今回の体験ではアクリル顔料を使っているそうです。
アクリル顔料は繊維の表面に色がのっている感じです。
ドライヤーの熱をかけて定着させて仕上げます。
できたのはこんな感じ〜。
型がズレたところはやり直したりして、最後になってしまったので(空いていたのにね)、ついでといっては何ですが、写真撮っていただきました♥️
教えてくださった加賀友禅の先生たちのブースです。加賀友禅の作家さんっていらっしゃるじゃないですか加賀友禅の着物に落款をされているような。
私その方が一人で最初から最後まで作業をされると思っていたのですが、作家さんはデザインが主で、糊置きされる方、色さしされる方等、一つの着物に15人くらいの人が関わっておられるんですって。
糊置きも、今は着物業界はゴム糸目糊を使われるところが非常に多いと聞いていたのですが、加賀友禅は昔ながらの真糊糸目友禅(もち粉を使った防染)をされている方が多いんですって。
ゴム糸目と真糊糸目友禅の違いですか
ゴムの方がぱっきりとした白い線に、真糊ははんなりした糊の色がついた線になるようです。あと染める手順が違ったり、ゴムは落とすのに有機溶剤を使ったりします。
いしかわ伝統工芸フェアのアンケートに答えて福引していただいたぐい呑みと、そばのカフェでのランチ。カフェは福岡フェア中で、博多地鶏&明太子&生粒山椒&水菜のサンドイッチとコーヒー。美味しくて家でもやってみたいと思いました。
が、今どきはチェーン店のカフェでランチしても千数百円するのね〜と思う私は貧乏性かしら…
ひゃくまんさんがお出まし
郷土玩具の加賀八幡起き上がりに塗と友禅をされている感じですね。
後ろは学生さんから募集した加賀藩ゆかりの武将。前田利家さんがイケメンになられたイラストが多かったです。
前田慶次さんを見かけなかったようなので残念。