kuma-p、ダンサーになるの巻 | kuma-pのブログ

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LOVE & PEACE を叫ぼうぜ!

夢を見た。

 

 

夢の中の私は、しがない中年のダンサーだった。

 

 

そんな私に、“最高位の存在”から一つの指令が与えられたのだ。

(“最高位の存在”が何者であるかは定かではありません)

 

 

それは、「舞台でダンスを踊り、主役級を務めなさい」というものだった。

 

 

気づけば、私の目の前には薄手の白いリネンのシャツを着た、清潔感あふれる4、5人の20代とおぼしき美男美女ダンサーたちがいた。

 

どうやら私は、この若いダンサーたちと舞台を務めることになるらしいことを悟った。

(夢の中ゆえ、彼らも“最高位の存在”の意思をすでに知っていた)

 

 

でも、私は中年ダンサーゆえ、20代の若いダンサーと一緒に舞台を最後まで務め上げることができる自信がなかった。

 

 

そこで、私は彼らに相談したのだった。

 

「あなたたちと一緒に舞台を最後まで努められる自信がないんですけど…」

 

 

すると、一人のリーダーらしき青年がこんな提案をしてきた。

 

「だったら、2カ所だけあなたがセンターで踊って目立つ構成を考えますので、それでどうでしょう?」

 

つまりそれ以外の時間は、私はあまり目立たないステージ後方で、体力を温存しながら適当に踊っていてくれればいいということらしい。

 

 

私はその提案を聞いて、「それならいける」と安堵し、「じゃ、センターで踊る際のダンスはこんな感じでどうでしょう?」と言って、彼らの前で自身の最高のパフォーマンスを見てもらうことにしたのだった。

 

 

そのダンスとは、脚はTRFのSAMのようなステップを踏みながら、手はワールド・オーダーのような動きをするというものだった。

(夢の中の私は、そんな高度な動きを見事にこなしたのである)

 

 

+

できるか?! そんなん…

 

 

 

それを見た若き美男美女のダンサーたちは、「それなら行けますね。それで行きましょう! 私たちが全力でバックアップしますので、大丈夫です!!」と言ってくれたのだ。

 

それに気を良くした私は、「なら、よ~しいっちょ頑張って踊ってみるか~!」と覚悟を決めたのであった・・・

 

 

 

 

 

 

そこで私は目を覚ました。

 

何だったのだ、今の夢は…?

 

私にはダンスの心得など、これっぽっちもないぞ。

 

にも関わらず、夢の中の私はめちゃくちゃ難しいダンスを踊っていた。

(謎ではあるが、夢の中あるあるでもある)

 

 

それにしても、私を全力でバックアップしてくれると言った夢の中の若いダンサーたち、めちゃくちゃ透明感があって、とても思いやりがあって、すごく感じ良かったなぁ~。

 

これまでの人生で見た夢の中で、いちばん清々しくて気持ちのいい夢だったかも?!

 

善い人しか出てこない夢って、あんまり見たことなかったしなぁ… 笑い泣き

 

 

それにしても、不思議な夢だったなぁ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな夢で思い出したのですが、私はかつて南米アルゼンチン・ブエノスアイレスの老舗タンゴ酒場に行ったことがあります。

 

プロのダンサーがステージ上で妖艶かつ哀愁に満ちたタンゴを踊るのを見ながら、お酒を飲むお店です。

 

kuma-p撮影  

 

 

2時間ほどのショーも終わりロビーに出たところ、先程ステージで踊ってくれたイケメン・イケジョのダンサー二人が、客の見送りをしてくれていました。

 

 

そこで、私がつたないスペイン語で「写真を一枚撮ってよろしいあるか?」と聞いたところ、笑顔で「もちろん!」と言って、すかさず以下のポーズを取ってくれたのでした。

 

kuma-p撮影  

 

 

か、かっこ良っ!

 

 

また、そのサービス精神ったらありゃしません!!

 

 

さらに私が、「二人は恋人同士であらせられるのであるか?」とか、「この店で何年タンゴを踊っているのであらせられるか?」などという質問をしていると、そこに上掲(ひとつ上)の写真のダンサー二人が近寄ってきて、こう言ったのでした。

 

 

「今から僕たち軽く一杯飲みに行くんだけど、一緒に行かない?」

 

 

 

ギョ、ギョエ!

 

こ、こんな美男美女のタンゴダンサーと一緒に飲みに行っていいのか、オレ?

 

場違いすぎゃ~せんか?

 

で、でも、行きたい…

 

 

自身のつたなすぎるスペイン語ゆえに、ためらいの気持ちが強かったのだけど、せっかくのお誘いを断ったりしたらニッポンダンジの沽券にかかわると思い直し、勇気を振り絞ってお誘いに「エイヤッ!」と飛び乗ることにしたのでした。

 

 

 

 

近くの賑やかなバーで飲むこと小一時間。

 

何を話したかなんて、今となってはちっとも覚えてはいませんが、男性ダンサー二人が兄弟だったこと、お相手の女性ダンサーはお互いの恋人だったことだけは覚えています。

 

 

恋人同士でプロのダンサーになり、ブエノスアイレスで最も名の知れた老舗酒場でタンゴを踊れるなんて、「なんて素敵なのだ!」と思わずにはいられませんでした。

 

 

 

飲み会も終わった別れ際、私は4人全員と握手をしたのだけど、最後に握手をした男性ダンサー(弟)が、私をハグしていきなり私の頬にチュッとキスしたのですよ。いきなり!

 

 

南米では、男女の友達同士なら男性が女性の頬にチュッとするのは当たり前の光景だけど、男性が男性の頬にチュッとするのは見たことも聞いたこともありませんでした。

 

なのに、私はイケメンダンサーにチュッとされちまったのです。

 

 

当然のことながら『初体験』である。

 

 

そりゃあ、ビックリしましたとも!

 

 

 

でも、ビックリすると同時に、私はある感情をその男性ダンサーに感じてしまっていたのでした。

 

 

 

「あ? こいつになら抱かれてもいいかも…?!」ってね アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!

 

 

私のこれまでの人生で、私が男性に対して持った『最初で最後』の禁断の感情なのでした。

 

 

 

 

いや~それにしても、あの頬チュッは衝撃だったなぁ… (  ̄ - ̄) 遠い目