クリオヨの観劇日記 -3ページ目

クリオヨの観劇日記

ミュージカルにはまっています

久しぶりの武道館、Idena Menzelのコンサート以来か。九段下の駅を降りて坂道を登っていく途中に

左手に見える武道館の屋根は、確かに玉ねぎみたいに見える。

Ramin Karimlooと新妻聖子さんが出演されるというので楽しみにしていたのだが、途中で出演者が変

更となり、Sierra Boggessも出演される事となり、俄然テンションが上がった。3年前の青山劇場で

の「4 Stars」公演で初めて観て衝撃を受けた2人。25周年記念公演では、Andrew Lloyd Webberの

直々の指名でそれぞれ怪人とChristineを演じたとの事。紛れもなく、超一流の2人。下手をすると、

新妻さん、霞んでしまうのではという不安さえあった。でもそれは杞憂だった。

 ステージの両側に大きなスクリーンがあり、歌手の細かい表情までよく見えていいのだが、これば

かり見てると全体像が見えないので、時々ステージもチェックしながら見ることとなり、若干落ち着

かない。

 キムで出てきた聖子さん、髪を短く束ねてとても可愛いい。出だしは若干頼りなかったが、直

ぐにいつもの調子となる。

 Norm Lewisは初めて観る方。リトルマーメイドのオリジナルキャストでトリトンを演じられて

おり、アリエルを演じていたSierraがパパと呼んでいた。この方、声自体の魅力が半端じゃな

い!なんていうのだろう、堂々とした体格から来るのか、deepというか、声自体に品格があって

圧倒される感じ。日本人だたと今井清隆さんが少し近い感じ?そのくせ、スクリーンに映し出さ

れる笑顔は実にやさしく、可愛い。2幕のジャベールのStarsは素晴らしかった。今まで見たベス

トかも。

West Side StoryからのA Boy like that/I have a Loveでは聖子さんがAnita役で、ものすごい

勢いでMaria役のSierraに突っかかって行き、心なしかSierraがマジでひるんでいるように見え

た。でもこの緊張があるから、次のMariaの優しい声がいっそう引き立つ事になり、お見事。いつ

もは主役を演じられる聖子さんだが、こういう憎まれ役もかなり似合う。

 一番盛り上がったのは、やはりオペラ座の怪人。Raminの怪人は最高!しかし、他の2人も

broadwayで怪人を演じているのに、Raminに向かって「You are my favorite phantom」と言っち

ゃうSierraはやっぱり欧米人。後でTwitterをチェックすると、「This girl is amazing!!!! She

needs to come to broadway!!!!!!」と聖子さんをベタ褒め。

しかし、今日の出演者は5人共、物凄い!
いつも素晴らしい演技をされる原田優一が演出で、好きな俳優さん達(増田有華、染谷洸太、北川理

恵、川崎麻世、入絵加奈子)が出演されるというので、まず、はずれはないだろうと思い、内容は全

くチェックせずに観劇。これは正解だった。

 新宿のシアターサンモールは地下にある小さな劇場で、舞台が見やすい。一方、座席がチャチで、

一人「ドスン」と座ると、その列全員に衝撃が伝わるような構造になっている。入場口で手渡された

playbillのような大きさの小冊子でStoryをざっと読んで、しまったと思った。また、この手のもの

がたりか...購入前に読んでたら購入しなかったかも。

 音楽は小気味よく、役者さん達もみんなお見事。特に主演の鯨井・田村さん、全く注目していなか

ったが、実にいい演技で引き込まれてしまった。ただ、まるで当たり前の様に高校生がドラッグをや

っているのにはドン引き。日本ではほとんどアウト。
 
 2幕でも物語の着地点がなかなか見えず、この辺の構成はさすがブロードウェイ。増田さんのソロ

は素晴らしかった。

 カーテンコールの観客の拍手には熱気がこもっていた。これは全く同感。素晴らしい舞台でした。

初めての喜劇、初めての新橋演舞場。初めて見る花道。これで1階の座席が完全に分断されていて、

いったん場外に出ないと他のブロックには行けない。観劇するだけなのにちょっと緊張。

新橋演舞場はやたらと土産物とか食べ物が多い。

老舗の旅館と隣のホテルの争い。実に丁寧に作りこんだという感じで、とても楽しい。雰囲気は「8

時だよ全員集合」といったところか。

一番驚いたのは閉幕後の挨拶。メインの6人(三宅、渡辺、ラサール、小倉、昇太、東)が一言ずつ挨

拶したのだが、全員そろって爆笑を取っていた。改めてみんな笑いのプロなんだという事を痛感し

た。長年、芸能界に残っているのは偶然なんかじゃないんですね。

松下由樹さんもこういう喜劇の舞台は初めてだそうだが、まったく違和感がない。