今日は日曜なので日本語でした。
今日は鼻濁音など。
関東地域では、昔はガ行を鼻に抜いて、ンガみたいにいう鼻濁音として発音していたようです。
それは地域によって違い、今は昔発音していた地域でも、若年層はそうは発音しない、つまり普通のgの発音になっているようです。昔、というのは一世代前くらいでしょうか。
私は高知県でも愛媛の県境に近い、いわゆる幡多地方の出身なのですが、そこは不思議と土佐弁とも幡多弁とも南伊予地方の方言とも少ーし違っていて、微妙にいろんなものが混ざって、しかも標準語アクセントにも近い、そして無アクセント地域がすぐ近くにある・・という、なんとも表現しがたい発音の地域です。・・と私は勝手に思ってイル。
今私が話せるのは標準語だけです。幡多弁も土佐弁も使いこなせません。どっちに行ってもコウモリさんです。
で、高知は、鼻濁音は、全くないわけでもなく、完全にあるわけでもなく、その中間のような、半鼻濁音とでも言ったらいいのか、そういう地域に属していました。私には判りませんケド。
私は、普段の発音は鼻濁音で話していません。今日試してみて判りました。
でも鼻濁音で話すことは出来ます。
先生が、今鼻濁音で話すことが出来るのは、特殊な地域の人か、関東地域ではある程度歳を取った人か、NHKのアナウンサーか、本格的な声楽をやった人だけ、と言いましたが、私は最後です。
高校が音楽科だったので、声楽は副科で、わりと専門的なことやりました。でも授業ではイタリア語だけだったので、鼻濁音をンガとか発音しろとかは言われた覚えはありません。
どこで言われたかというと、
音楽科はクラブ活動が禁止されていて、放課後は全員強制的に合唱(部)だったんです。そこでは、定期発表会やNHKコンクールなどのために、日本語の合唱曲を歌っていました。そこで、ンガをやりました。
例えば、
「波頭に~白い~泡の花~。波たちは~・・」
とかいう歌詞(本当にあります)だとします。
すると、このナミガシラのガを「ガ」って言っちゃいけないんです。強すぎるので。
鼻音化させて、上品で耳障りのいい音にする。
と言っても、私にはそれほど上品な音にも思えないし、フガフガ鼻に抜ける音は、フランス語もですが、発音していて気持ち悪いんです。自分的に。
どうやら私は鼻にかかる音が好きではないようです。
自分の声を客観的に聞くと、鼻にかかってて気持ち悪いんですけどね。^^;
先生は鼻音化して話す方なので、いろんな言葉を発音してくれましたが、どれも自分はそうは発音しないし、なんか聞きづらいので、なんだか途中から覚えるのを脳が拒否ってしまってました。
ということで、今日の授業内容は、自分的にはイマイチ乗れなかったんですが、でも面白い授業でした。