毎年秋が深まるころの恒例釣行

そのひとつが淡路島仮屋一文字のカレイ釣りです。

今年も11月1日に釣友達4人で仮屋一文字に上がりました。

この日カレイ狙いで上がったのは私と車谷さんBさんNさんの4人だけ。

「やっぱり今年の夏が異常に暑かったので遅れてるのかなー」(*´з`)

「いや! 魚は正直やからその時が来たら釣れるはずや」と思い込んでいる私

しかし、10時間竿を振り続けるもカレイからのシグナルはなく

私個人ではカレイ釣り5連敗と今年も苦しいスタートです(*´▽`*)

(先端と南に入っていたNさんとBさんは30オーバーをそれぞれ一枚づつ

釣っておられたのでカレイは居ると思います)

さて、その二日後釣友車谷さんとこれまた恒例の愛媛へのお泊り釣行です。

メインターゲットは甘鯛ですが本当の目的は宿を取り、その夜の二人だけの宴会(´▽`)

お金はないが時間だけはたっぷりあるオッサン二人

エサの青虫を仕入れた後は延々と下道を走りしまなみ海道へ

そこから橋を渡り6時間かけて四国に上陸です。

更にそこから4時間かけて目的地のポイントに着きます。(^_^;)

その間の車中での会話は主にお互い抱えている病気の話です。

「あっちが痛い、こっちの調子が悪い、金がかかる」と延々と話は続きます。

恐らく往復の車中の三分の一の話は病気の話だったでしょう。

満身創痍のオッサン二人は釣行翌日に歯医者の予約が入っているのです。

この時期にしては珍しく風もなく穏やかな愛媛西部です。

到着後誰も居ない波止にテントを張りお湯を沸かして酒を温め

「カンパーイ!」(^^♪

東の空が薄明るくなる頃から戦闘開始です。

竿出しから直ぐに小さなアタリでしたがここでは初めてとなる

クロテンシブダイ(モンツキ)が釣れた。(40弱)

幸先のいい出足と思ったが、その後は二人で11本の竿にはアタリはなく

竿先は1ミリも動かない(>_<)

「これはアカンで」と流石に見切りをつけて午前中に場所移動

一時間以上の大移動で入ったポイントでも地合いが終わった後なのか

40に足らないイトヨリが一匹釣れたのみでこの日は終了です。

宿に入り、軽く汗を流して恒例の二人宴会です(´▽`)

郷土料理が楽しめる大衆割烹の店は昨年以来です。

ビールの次は辛口の日本酒でお手しい料理を食べ明日への活力とします。

さて、次の日は二人にとって初めてのポイントに入ります。

「何が釣れるか分からない、何が起こるか分からない」初めてのポイント

私と車谷さんとは100メーター以上離れての竿出しです。

竿出しからいきなり強烈なアタリとドラグ音で始まりました。

G社Bサーフが弓のようにブチ曲がり私の心臓はバクバク

「これはとんでもない大物が来た。アマダイなら確実に50オーバーや」

ハリスは8号、針はユムシコウジ20号

「大丈夫や!」

相手との間合いが徐々に縮まり姿が見えた!

「何や!お前か」(`´)

次に顔を見せたのは刺身よし、炙りよし、塩焼きにもよしの

イトヨリでした。

初めて入るポイントは何が起こるか分からない

何度か根がかりがあり、仕掛けと錘のロスがあり

真昼間にガシラやウツボが釣れる。

「んんんっ、シモリか瀬か、底の荒い所があるな

ハタ系の魚が居るかも知れんなー」

三連発の根がかりで仕掛けと錘が無くなった時は流石に心が折れそうになったが

何とか気持ちを落ち着かせて竿を振り続けます。

そして、強烈に竿が曲がり、後を追っかけるようにドラグが鳴ります。

「来たぞ!」と合わせを入れるとドスン!と乗った。

しかし、直ぐに根に入ったのかビクとも動かなくなった

「ああー!チクショウ!」

三脚に竿を置きしばらく様子を見ていると竿先を叩いている

獲物は確実に付いているがやはり動いてくれない

一か八かでラインを引っ張ったがパチンと切れた(-_-メ)

昼を過ぎてそろそろ帰りの時間を考えていた時です。

少し多めにイカを付けていた竿のドラグが鳴った

「来た!来た!来た!今度は逃がさんぞ!」

重量感があり、結構な力強さに期待が高まった

海面に姿を現した茶色い魚体

「おおおっ!クエか?マハタか?」

小振りではあるが鋭い歯を持っている

「やっぱりこの海にはこう言う奴が居るんや」

初めて入るポイントには不安もあるが何が起こるか分からない

楽しみと期待感がある

10発以上仕掛けと錘のロスがあったが、今回の釣行で

投げる方向や距離などが私の頭の中にインプットされた。

次回ここに来るときはもっといい釣果が出ると思う。

引き出しが一つ増えた今回の釣行でした。

今日の午後からは恐怖の歯医者です(-_-;)