釣友達の中に『魚に好かれている』と言われる人が居ます
この人も雅にその一人です。
同い年の釣友車谷さんです(´ー`)
同じように竿を出していても何故か氏の方に魚が寄ってくる・・・・
今回もそんな話(*´▽`*)
当初は日本海島根の方へマダイを狙いにと予定していたのですが
渡船屋に連絡したところ通しの渡船は止められたそうで急遽岡山方面に
予定を変更した。
以前はよく通った岡山県宇野の宮之浦一文字に行ってきました。
アートの島として有名な直島の前にある全長500メーターほどの一文字です。
渡船の船長はバリバリの岡山弁で気のいいオッサンです。
予約の電話を入れると前日に船長の方から出港時間の再確認と
「気を付けておいで」と私の携帯に電話をくれた。
当日
「釣れますかね?」(゜_゜)
「まあ、いいんじゃないですか。足場は良いしテントもあるし
年寄りの遠足かな」
「宴会でもしますか?」(^_-)-☆
この日は他の釣り人4人を乗せて4時前に出港
投げ釣りは私たちだけである。
約20分ほどで一文字に到着
私は5本の竿を、車谷さんは6本の竿でマダイを狙う
この日用意したエサはユムシと青虫です。
数年前まではマダイ狙いと言えばタイムシや本コウジがメインだったが
今はそのどちらも手に入らない。
地元の人たちはユムシや青虫でも十分にマダイが釣れると言っている。
激流になるとして知られるこの海域ですが今日はゆっくり左に流れる
上げの潮。潮目も出て釣れそうな雰囲気がプンプンするが
今のところアタリもなくエサはそのまま状態で上がってくる。
暗くなる前に仮眠用のテントを設営しておく
自慢ではないが私のテントはなかなかの品でコンパクトに収まり
軽量だが丈夫にできており何と地球上の最高峰であるエベレスト登山にも
使用されているD社製の物です。私がバイクを乗っていた時から縁のある
D社のテントを今も信頼して年に何度か使用している。
値段もそこそこするがこれも釣り道具の一つとして疲れた体を安心して
横になれる空間です。
アタリはないがゆったりとした時間が過ぎていく
「そろそろ飯にしますか?」
「そうですね、アタリがない時は飯が一番ですね」(´ー`)
ここでちょっとしたハプニングが・・・・
飯を食べていると風にあおられて車谷さんのテントがふわっと浮き上がり
そのまま海に飛んで行った。
「あらら!竿が飛ばんとテントが飛びましたよ!」(゜o゜)
天井を下にしてテントがぷかぷかと浮いている
ここで慌てないのが流石の大物釣り師車谷さん
投げていた一本の竿で見事にテントを引っ掛け釣り上げたのだ。
釣り上げた氏も凄いが開いたテントを釣り上げるS社のSパワーの竿も凄い!
あたりがうす暗くなり潮が変わった時でした。
私の竿先が小さく入った。と同時に車谷さんの竿先にも抑え込むようなアタリが
氏の竿が弓のように曲がる
「何か来た!結構重いが頭は振らんなー、タイではないかも」
グイグイと締め込んでいるようだ。
「おおおっ!アコウや!マダイより高級魚ですよ」
何とも羨ましい・・・
さて、今度は私の番と当っていた竿を上げにかかる
竿先に感じる生体反応
「何か居るが重量感はあまりない」
車谷さんがタモを持ってスタンバイ
しかし、上がってきたのは大きく口を開けた良型のガシラ
「同時に当たったのにアコウとガシラでは差が大き過ぎるなー」(>_<)
やっぱり魚に好かれている人は居るんですね。
割と早い時間の釣果だったのでこの後二人して懸命に打ち込むも
マダイの姿を見ることなく6時の迎えの渡船が無情にも近づいてきました。
船長の話ではこれからもっと良くなるので「またおいで」と言っていました。
車谷さんと帰りの車中で
「よしっ!また近い内にリベンジやな」( `ー´)ノ