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おととい豊後水道を震源に
震度6の地震が起きました。
愛媛県と高知県に特に被害がでています。
水道管破裂、伊予原発の異常、土砂崩れ…
近くの方、大丈夫でしょうか。
夜遅くに鳴り出す地震警報は
より不安になったかと思います。
被災された方々にお見舞いを申し上げます。
愛媛の被災された方が
「何十年も住んでいるけれどこんな地震は初めてで驚いた」
とコメントしているのを読みました。
同じような言葉をここ数年、
よく聞くようになりました。
何処に住んでいても準備をするようにと天からのメッセージに感じます。
"地震の後には大雨"という
厳しいタイミングがあるのを
今回をはじめ他の被災地の例からもわかりました。
備蓄に、それに関する物も追加した方がよいようです。
"報道写真展"へ行った話を
前に書きました。
それが開催された魅力ある
建物について今回は書きます。
それは旧横浜商工奨励館
関東大震災後の1929年
横浜復興のために建てられました。
横浜市認定歴史的建造物に
認定されています。
この重厚な石造りの階段を登っていくと旧貴賓室があります。
公開されていて見学ができます。
天井が高くて気持ちがいい。
照明も意匠を凝らし作られています。
まるでタイムスリップしたような気分になります。
非日常を味わえるので
お気に入りの場所のひとつです。
アール・デコの家具や
扉の色あいも趣きがあります。
天井に描かれた鳳凰、
梁も東洋風の装飾です。
洋室と和風が合わさり
独特の雰囲気を醸し出しています。
昭和天皇が休息された格式ある貴賓室です。
昭和4(1929)年4月23日
震災後、横浜の復興状況を
視察されるため来浜されました。
さぞ、お迎えする側の人達は
緊張されたでしょう。
その分、誇りと悦びも大きかったと思います。
当時の皇室と国民の距離感は
ご存知の通り、現代とは比較できないほど違うものでした。
先日、令和天皇皇后両陛下が
二度目の能登半島被災地へ
ご訪問されました。
震災から四ヶ月もたちながら
水道さえ復活していない地域がある酷い状況。
このまま被災地がなおざりに
されないようにと
前回と間をおかずにご訪問されたことに深く感じ入ります。
有り難いことです。
被災地に日常が戻るまで決して忘れてはいけない
それまで出来ることを行い
祈り続けることが大切だと
このご訪問で改めて思いました。
*横浜大桟橋 飛鳥Ⅱ