重心の移動(六方) | かつてのこと。

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【お知らせ】第三弾菊野克紀セミナー & 沖縄拳法体験会(菊野版)


菊野さんが、甲冑戦で前回敗れた相手に一本勝ちを納めました!

 



『重心の移動』

 

最近は、隠すこともなくこの重要な秘訣を口に出して説明している我が沖拳会ですが。

今まで大概は、(素手による打撃の)威力をあげるための要訣として説明されて来た気がします。

ですが、本当は、武器術でこそその真価が発揮されます。もう7、8年前ぐらいから、山城先生には

「重いモノを軽々と動かし、軽いモノに重さを与える。それが重心移動の本質だ」

と言われ、ハッと目を覚まされた記憶があります。
 

「体重以上の衝撃や威力をも可能とする」

地面との強い繋がりを得れば、それも可能なのかと実感しつつあります。

まず、その重心の塊になること、そしてそのまま移動すること、を可能にしているのが沖縄拳法のナイハンチ立ちという立ち方(含む移動)。

 

 しかし、これでは、横方向にしか移動できません。そこで次に習得するのがセイサン立ち(含む移動)。これは、威力を削がずにどこまで移動方向を広げられるか、の身体操作です。非常に精密にできています。

 これで、前後左右が身につきます。でも、大きな弱点があることに気がつきます。

「動きが遅く、届く間合いが近い」

さて、これを解決するのもまた「重心の移動」だったりします。次は、上下に移動させるのです。これらを自由自在に操れた時に、風のように軽やかに動き、岩のように不動の重さで対処する、ということができます。

もう1度、菊野さんの動きを見てみましょう。


三次元世界では、6方向に自由に動けた方が有利です。そして、必要に応じて重みや衝撃を乗せることができれば、様々な『仕事』が成せるのです。

それらを身につけるための教えが、沖拳会にはあります。沖拳会 三重稽古会では、菊野さんを講師に迎えての貴重なセミナーと体験会を企画しております(12/3、4)。格闘技、武術、身体操作にご興味のある方は、是非ともご参加いただきたい内容です!
第三弾菊野克紀セミナー & 沖縄拳法体験会(菊野版)