三重稽古会プチ合宿 ep.3 | かつてのこと。

かつてのこと。

2008〜2020まで起きてたこと。

8/3 沖縄拳法の弟子/会員限定の特別稽古。

 昨日の『蹴り講座』からの流れで、組手の稽古となりました。

 沖縄拳法の強大なるチカラの源泉は、移動のチカラによるもの。それを組手の動きの中で自在に使えるのかどうか、それをまずは試してみましょう!蹴りは、その(チカラの移動)ためにも蹴っておくべき。せっかく蹴ったら、ついでに手も出しておくべき。手が出たんだから、その引っ張り出された重心でとりあえず別の手も突いておくべきだし、出せるものなら別の足も蹴り上げて……、という趣旨で。昨日の蹴りの稽古は、実は『ラッシュ』の前フリでもあった、というこですね。

 参加者の中には、生まれて初めての組手が菊野さんという、なんとも贅沢な人も数名いて(笑)。それはそれは、有意義な稽古となりました。『百聞は一見に如かず』などと言いますが、普段饒舌な会員が、菊野さんとの組手についてはついぞ「語らない」「つぶやかない」「言葉にしない」というのを貫きました。

『言葉にできない』

まさに、原初体験とはそういうものなのです。貴重な経験を皆さんがさせてもらいました。スターやアイドルと呼ばれるような人は、こういう影響力のある人を言うのでしょう。そういう意味では、紛れもなく菊野克紀という特異な才能を私たちは堪能したのだと、実感した二日間の合宿でした。

ちなみに菊野克紀さんは、リーズナブルな価格で格闘技のパーソナルトレーニングを受け付けてくれます。試合前後でなければ、申し込まれてみることを強くお勧めします。本当に、懇切丁寧に、強くなるコツや武道の真髄を惜しみなく伝えてくれます。日本古来武道で世界に挑んでいる稀有な存在が、その現場感を伝えてくれるまたとないチャンスだと思います。